「初めて開催された大会にしては立派だった。しかし完成度の高い大会にするには多くの準備が必要だ」。24日に閉幕したフォーミュラ1(F1)コリアグランプリ(GP)に対する外国F1専門家らの評価だ。
国際自動車連盟(FIA)場内アナウンサー兼記者会見司会者のボブ・コンスタンドロス氏(63、英国)は「これまで500回ほどのグランプリを見てきたが、レース場はどの大会にも劣らない。サーキットは挑戦的で、変化が多く、興味深い。ドライバーにも尋ねたが、みんな満足していると話していた」と言って親指を立てた。
F1グランプリを27年間取材してきたアグネス・カルリエ共同通信記者(60、女性、スイス)も「最初の大会はどの国でも冒険」とし「多くの新生大会に行ったが、完ぺきに準備された大会はなかった。この程度なら立派だ」と語った。
コンスタンドロス氏は巨大なレース場を最も評価した。コンスタンドロス氏は「観覧席も、駐車場も非常に広い。開催新年にこの程度の大きさでレース場を作ったのは初めて見る」と語った。カルリエ記者は人々の親切さに感動した表情だ。カルリエ記者は「宿舎の位置が分からず迷っていたが、みんな親切に教えてくれた」と笑顔で話した。
観客動員にも成功したという評価だ。決勝が行われた24日、雨にもかかわらず約8万人が集まった。1万3000台が駐車できる1-7区域の駐車場は正午が過ぎるとすべて埋まった。最大収容人数は12万人だが、最初の大会でこの程度なら成功という評価だ。
世界F1ファンに霊岩(ヨンアム)・木浦(モクポ)・全羅南道(チョンラナムド)を知らせた点も大きな成果だ。開催できないかもしれないという国内外の懸念を払拭してレースを成功させ、国際的な認知度が高まったからだ。地域経済の活性化に大きく役立つという点も立証された。宿泊業者は大会期間中、レース場がある木浦(モクポ)圏はもちろん、自動車で1時間20分の距離にある光州(クァンジュ)にまで特需が生じた。
最高級の光州ラマダプルザホテルの場合、普段は客室が7割前後しか埋まらないが、大会期間中は空室がなかった。光州市内のほとんどのホテルが満室となった。飲食店や酒場も毎日、空席を探すのが難しいほどだった。朴晙ヨン(パク・ジュンヨン)全羅南道知事は「全国で最も後れている全南が世界的な大規模スポーツイベントのF1を成功させた。これからは効果を極大化することだけが残っている」と述べた。
一方、交通・宿泊などインフラ問題は解決すべき課題として残った。F1大会組織委員会は大型乗り換え駐車場を設置し、シャトルバス600台を連係して運行した。しかしレース開始時間に車が集中し、違法駐車された車のためシャトルバスの運行さえも滑らかでなかった。イ・ソンウさん(40、全羅北道全州市)は「レースが終わってからシャトルバスに乗るのに1時間40分ほど待った。バスに乗っても乗り換え駐車場まで行くのに1時間かかった」と語った。
宿泊問題もこれから解決していかなければならない。今大会のためにオーストラリア・英国・ドイツなどから来た観光客と数千人の取材陣は、英語案内のパンフレットさえもない、いわゆる‘ラブホテル’に宿泊し、不便を経験した。イタリアの代表的日刊紙コリエレ・デラ・セラは「ラブモーテルは多いが汚い。この部屋にはあるのはコンドームで、家具はない」と報じた。また大会が開かれる前、英BBC取材陣がモーテルに宿泊することになったと伝えられ、論議を呼んだ。
未熟な運営もあちこちで表れた。大会2日目に発生したフリーチケット抗議騒動がその代表例だ。フリーチケットとは、F1大会組織委員会が予選の観客数が少なくなることを懸念し、約2万枚を発行して木浦と霊岩・務安郡(ムアングン)や学校などに配布した。しかし当初の予想とは違って有料観客が多く、数千人のフリーチケット所持者が事前予告なしに入場を拒否された。
駐車場からサーキットのスタンドまで20-30分以上歩かなければならなかったが、案内表示板と運営要員が不足し、道に迷う人が多かった。
国際自動車連盟(FIA)場内アナウンサー兼記者会見司会者のボブ・コンスタンドロス氏(63、英国)は「これまで500回ほどのグランプリを見てきたが、レース場はどの大会にも劣らない。サーキットは挑戦的で、変化が多く、興味深い。ドライバーにも尋ねたが、みんな満足していると話していた」と言って親指を立てた。
F1グランプリを27年間取材してきたアグネス・カルリエ共同通信記者(60、女性、スイス)も「最初の大会はどの国でも冒険」とし「多くの新生大会に行ったが、完ぺきに準備された大会はなかった。この程度なら立派だ」と語った。
コンスタンドロス氏は巨大なレース場を最も評価した。コンスタンドロス氏は「観覧席も、駐車場も非常に広い。開催新年にこの程度の大きさでレース場を作ったのは初めて見る」と語った。カルリエ記者は人々の親切さに感動した表情だ。カルリエ記者は「宿舎の位置が分からず迷っていたが、みんな親切に教えてくれた」と笑顔で話した。
観客動員にも成功したという評価だ。決勝が行われた24日、雨にもかかわらず約8万人が集まった。1万3000台が駐車できる1-7区域の駐車場は正午が過ぎるとすべて埋まった。最大収容人数は12万人だが、最初の大会でこの程度なら成功という評価だ。
世界F1ファンに霊岩(ヨンアム)・木浦(モクポ)・全羅南道(チョンラナムド)を知らせた点も大きな成果だ。開催できないかもしれないという国内外の懸念を払拭してレースを成功させ、国際的な認知度が高まったからだ。地域経済の活性化に大きく役立つという点も立証された。宿泊業者は大会期間中、レース場がある木浦(モクポ)圏はもちろん、自動車で1時間20分の距離にある光州(クァンジュ)にまで特需が生じた。
最高級の光州ラマダプルザホテルの場合、普段は客室が7割前後しか埋まらないが、大会期間中は空室がなかった。光州市内のほとんどのホテルが満室となった。飲食店や酒場も毎日、空席を探すのが難しいほどだった。朴晙ヨン(パク・ジュンヨン)全羅南道知事は「全国で最も後れている全南が世界的な大規模スポーツイベントのF1を成功させた。これからは効果を極大化することだけが残っている」と述べた。
一方、交通・宿泊などインフラ問題は解決すべき課題として残った。F1大会組織委員会は大型乗り換え駐車場を設置し、シャトルバス600台を連係して運行した。しかしレース開始時間に車が集中し、違法駐車された車のためシャトルバスの運行さえも滑らかでなかった。イ・ソンウさん(40、全羅北道全州市)は「レースが終わってからシャトルバスに乗るのに1時間40分ほど待った。バスに乗っても乗り換え駐車場まで行くのに1時間かかった」と語った。
宿泊問題もこれから解決していかなければならない。今大会のためにオーストラリア・英国・ドイツなどから来た観光客と数千人の取材陣は、英語案内のパンフレットさえもない、いわゆる‘ラブホテル’に宿泊し、不便を経験した。イタリアの代表的日刊紙コリエレ・デラ・セラは「ラブモーテルは多いが汚い。この部屋にはあるのはコンドームで、家具はない」と報じた。また大会が開かれる前、英BBC取材陣がモーテルに宿泊することになったと伝えられ、論議を呼んだ。
未熟な運営もあちこちで表れた。大会2日目に発生したフリーチケット抗議騒動がその代表例だ。フリーチケットとは、F1大会組織委員会が予選の観客数が少なくなることを懸念し、約2万枚を発行して木浦と霊岩・務安郡(ムアングン)や学校などに配布した。しかし当初の予想とは違って有料観客が多く、数千人のフリーチケット所持者が事前予告なしに入場を拒否された。
駐車場からサーキットのスタンドまで20-30分以上歩かなければならなかったが、案内表示板と運営要員が不足し、道に迷う人が多かった。
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