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政府・与党がハングル入力の標準化と南北事業を推進することにした。中国が年末までに少数民族言語の標準化を名分としてIT機器のハングル入力方式を国際標準化するという、「ハングル工程」の動きを見せているため対応に乗り出したものだ。
ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)院内代表は14日の最高委員会議で、「中国側の正確な考えを確認しなければならないが、事実ならばハングル宗主国として積極的な対応が必要だ」との考えを示した。その上で、「より根本的な問題は、ハングル入力の標準化ができておらず、消費者が不便を感じているとだ。関連業界の先鋭した利害関係の対立により関係当局が微温的に対処したことは大きな問題」と指摘した。
元喜龍(ウォン・ヒリョン)事務総長は、「単一標準であれ複数標準であれ、一日も早くハングル入力方式を標準化することで中国の朝鮮族、ひいては南北間のハングル入力方式の統一を進めていくため国家的関心を傾けなければならない」と述べた。知識経済部技術標準院はこの日、「特許権譲渡交渉、企業間の意見調整を経て早い時期に国家標準を制定したい。韓国の標準が国際的に採択されるよう官民が力を合わせ体系的に対応したい」との考えを示している。
元事務総長はこの日、中国の“ハングル工程”の動きに対し、「これを反中キャンペーンへとつなげていく流れは誤解」と述べ、「中国朝鮮語情報学会から国内企業とハングル情報学会に早期に韓国標準を制定してほしいとの要請が何度かあったがうまくいかず、これ以上は待てないとしているもの」と説明した。
米シアトルで11日から22日まで開かれる国際電気技術委員会(IEC)総会に出席している中国代表も、「韓国の携帯電話が2000万台を超え、北朝鮮が18万台。中国内の朝鮮族は200万の人口で、韓国を無視してハングル標準を作るというのはありえないこと」との姿勢を見せたと元事務総長は伝えている。
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