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1世帯当たり酒1本、肉1キロ…金正恩氏を盛りたてるため特別配給

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が労働党創建65周年(10月10日)を迎え、住民たちに酒と肉などを特別配給していることが11日、確認された。

政府当局者は「北朝鮮は先月28日に行われた第3回党代表者会党創建65周年を迎え、先月下旬から特別配給を実施中」と発表した。同当局者は「配給量や時期、配給物品種類などは地域別に違いがある」とし「配給は行事が集中し、経済事情が相対的に良い平壌地域で優先的に行われていると聞いている」と説明した。

これに先立ち労働(ロドン)新聞は8月4日付で金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の咸鏡南道(ハムギョンナムド)人民消費品展示会場の視察消息を伝え「党創建65周年・1世帯当たり商品供給基準」を公開した。これによると商品供給基準は1世帯当たり酒1本、肉1キロ、食用油(大豆油)1キロ、糖菓類1キロ、日用および繊維製品2点以上になっている。しかしコメやじゃがいもなどの食糧は配給品目にはない。


北朝鮮内部消息筋を通じ、北朝鮮消息を伝えているキム・フングァンNK知識人連帯代表は「9月下旬、党代表者会を前後して一部の地域で10キロ前後の食糧を分配した」とし「党レベルで分配基準を決めたが、各地域の事情によって分配品目が違う」と伝えた。

北朝鮮は正月や秋夕(チュソク、中秋)などの民俗節日と金正日国防委員長の誕生日(2月16日)、金日成(キム・イルソン)主席の誕生日(4月15日)のとき、特別配給を実施してきた。しかし90年代後半以後、経済難でしばらく中断していた。

北朝鮮が今回、特別配給を実施したのは金正恩(キム・ジョンウン)氏後継者体制の公式化と関連があるという指摘だ。北朝鮮が党創建65周年記念行事を金正恩氏の公式登場の舞台とし、祭りの雰囲気を出すための措置だというのだ。北朝鮮は先月28日の党代表者会以後、11日まで各種公演を実施するなど、祭りの雰囲気を維持している。



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