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【噴水台】コングリッシュ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英語の問題を一度解いてみよう。①Fried Enema ②The Jew’s Ear Juice ③ The palace explodes the shrimp ball. これらの意味の見当がつくか。enemaが浣腸、Jewはユダヤ人というヒントを出してもまだわからないだろう。正解は①ソーセージのてんぷら②きのこ飲料③ピリ辛エビ料理。実際に中華料理のメニューにある奇想天外な中国式英語(=チングリッシュ)の表現だ。今春、上海エキスポを控え、中国政府が大々的な掃討作戦まで行ったが、依然としてインターネットには「揚げた浣腸」のような抱腹絶倒する中国式英語でいっぱいだ。

しかし我々が他人のことを言える立場ではない。「knife-cut noodles」(カルグクス、うどん)「six times」(ユッケ、肉膾=生肉)など中国式顔負けの韓国語式英語(=コングリッシュ)の表現が数え切れない。bibimbap(ビビンパ)、bulgogi(焼肉)式に英語表記を統一しようというキャンペーンを展開してはいるが、まだまだだ。数カ月前、農林水産食品部がマッコリを「Drunken Rice」(酒に酔った米)と言おうとしたことでわかる。「外国人が分かりやすく」が選定理由だというが、いざこれに接した在韓外国人たちは「お酒ではなく変な米を連想する」とあきれたという後日談だ。

2百前ほど前、現地人の前でおかしな文字を書いて恥をさらした燕巌朴趾源(ヨンアム、パク・チウォン)の話を教訓にすべきだ。中国の市場の通りのあちこちに「欺霜賽雪」という看板がかかったのを見て、ご主人の心根が明るくきれいだという意味だと想像した燕巌。達筆自慢も兼ねて質屋でその4文字を贈り物に書くと主人の態度が冷ややかに変わった。元々「欺霜賽雪」は麺が霜柱のように細くて雪より白いという意味。うどん屋の看板を質屋に書いてしまったため、国際的な恥さらしを自ら招いたのだ。(朴趾源「熱河日記」)


韓国語式の英語は仮に食べ物のメニューだけにとどまらない。今年から2012年までは「韓国訪問の年」。ところで主観委員会はもちろん今年、代表祭りに選定された釜山世界花火祭り(21~23日)のホームページにも間違った英語表現がかなりあるという指摘だ。ややもすれば集めた客の前でイメージが崩れるだけだ。

中国のように「コングリッシュとの戦争」でも起きなければならないかのかもしれない。ハングルもまともに守れなかった分際で英語までめちゃくちゃなら世宗大王に合わす顔がない。

シン・イェリ論説委員



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