李明博（イ・ミョンバク）大統領は２９日、「（大企業が）値下げ圧力をかけながら『他にも会社はたくさんある』と言うような一方的な関係では市場経済が成立しにくい」と述べた。青瓦台（チョンワデ、大統領府）で開かれた「大・中小企業同伴成長戦略会議」でだ。

李大統領は会議で「いかなる場合にも市場経済が与える長所を看過してはならず、それを補完しようということだ」とし、企業の自律的参加を強調した。また「韓国でもドイツのヒドゥンチャンピオンと日本の長寿企業の長所を併せ持つスモールジャイアンツ（Ｓｍａｌｌ　Ｇｉａｎｔｓ）が現れるだろう」と付け加えた。

この日、政府は▽中小企業業種への大企業の進出を自制する▽納品価格の調整申請権を中小企業業種別の協同組合にも与える－－などを骨子とした同伴成長推進対策を発表した。また主要大企業別に同伴成長指数を作り、公表することにした。崔炅煥（チェ・ギョンファン）知識経済部長官は「下位企業は国策事業の参加と政策金融支援で不利益を与える」と明らかにした。


三星（サムスン）電子・現代（ヒョンデ）車・ＬＧ電子・ＳＫテレコム・ポスコの５大企業は１兆ウォン（約７８０億円）を確保し、協力会社の技術開発と生産性向上に投資することにした。



【今日のイチオシ記事】
・「韓国部品の品質・納期、日本と差はない」
・「日本企業が１０年かかった技術、韓国は３－４年で習得」
・「キム・ジョンウン氏、金正男氏を暗殺しようとした」
・「日本の長寿企業のように韓国でもスモールジャイアンツ現れる」
・ボーイングが高価格を提示…大統領新専用機の購買を事実上中断