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5日、武藤正敏在韓日本大使がソウルに赴任した。この消息を喜んだ人々がいる。韓国語を駆使する在韓外国大使の集まりである「ハンサモ」(韓国を愛する集まり)だ。4人だけだった大使のメンバーが5人に増える可能性が高くなったからだ。韓国で研修し、勤務も3回目となる武藤大使の韓国語の実力は相当なものと伝わった。
現在、韓国に駐在中の外国大使78人中、韓国語を駆使する人はキャスリーン・スティーブンス米国大使、レンジェル・ミクローシュハンガリー大使、ビタリ・ピョンウズベキスタン大使ら3人だ。ここに会長であるイ・マンソプ元国会議長と韓国語を勉強中のトラン・トロン・トアンベトナム大使ら5人がハンサモメンバーだ。
これらは2カ月に1回ずつ夫婦同伴で集まって昼食をとりながら韓半島情勢や南北関係などについて自由に意見を交換する。公式の席では言えない敏感な事案も互いに意見を出すという。2時間前後の昼食は100%で韓国語で進行する。食事代は持ち回りでおごる。最近の6月の集まりはスチーブンス米国大使が自分の官邸で開催した。
ハンサモはイ元議長が国会議長の時代だった2002年、韓国語を駆使するペレンレイン・ウルジンルンデブ・モンゴル大使、ドルラット・バキシェフ・カザフスタン大使(当時)と会を結成した。その後、李濱中国大使を含め、ウズベキスタン、ハンガリー、ベトナム大使が合流、6人に増えた。しかし2005年以後、中国、モンゴル、カザフスタン大使が離任したのに続き、1月、パム・ティエン・バン・ベトナム大使まで帰国し、メンバーが半分に減った。
しかしイ元議長は「後任であるトアン・ベトナム大使が韓国語を熱心に学ぶという条件で加入し、武藤日本大使も会ったら加入を勧める方針」とし、集まりが消える理由はないと強調した。韓国語実力の高いマーティン・ユーデンイギリス大使もハンサモに加入する意思を明らかにしたが、事情があって参加できなかったとイ元議長側関係者は伝えた。
ハンサモメンバーたちの韓国語の実力に対してイ元議長は「最高先任者であるピョン・ウズベク大使が100%(韓国人と同等な実力)と評価した。片(ピョン)氏家から移住した高麗人3世のピョン大使は在韓大使の中で最長である16年間在任しており、在韓外交団長を務めている。夫人も高麗人3世だ。彼の韓国語は韓国人と区別しにくいほど上手だという。
70年代中盤、平和奉仕団員として忠南禮山で教師生活をしたスチーブンス大使(韓国名シム・ウンギョン)とモスクワで韓国語を学んだ後、平壌勤務で実力をつけたレンジェル・ハンガリー大使も韓国語で流暢に演説をするほどだとイ元議長は伝えた。
イ元議長側関係者に従えばハンサモメンバーたちは2006年、潘基文外交部長官(当時)が国連事務総長に出馬した時、積極的に支援するなど、韓国人の友達の役割を果たしてきた。加入資格は「韓国語ができる在韓大使」であり、既存会員たちの満場一致で新規会員を選ぶ原則がある。この関係者は「武藤日本大使も韓国語が上手なので、本人さえ希望したら喜んで“ハンサモ”の集まりに招待する」と話している。
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