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金正日が信じるのは血縁…公開活動随行は金敬姫が1位

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 今年上半期、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の公開活動に最も多く随行した人物は妹の金敬姫(キム・キョンヒ)労働党軽工業部長であることが明らかになった。

統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官は5日の記者会見で、「6月末まで金委員長の公式活動は計77回あり、金敬姫部長が56回随行したことが把握された」と明らかにした。

随行頻度2位は金敬姫部長の夫・張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長で45回だった。金基南(キム・ギナム)党秘書が40回、崔泰福(チェ・テボク)党秘書と玄哲海(ヒョン・チョルへ)国防委局長が25回で後に続いた。


キム・ヨンス国防大教授は「08年夏に脳卒中で倒れた金委員長がその年末に復帰し、金敬姫に対する依存度が高まった」とし「金正日としては三男キム・ジョンウンへの後継構図構築過程で『信じるのは家族だけ』という考えを固めたようだ」と述べた。

外資誘致などで張成沢副委員長と権力をめぐる葛藤が生じている事実(中央日報7月5日付6面)が確認された呉克烈(オ・ククリョル)国防委副委員長の金正日随行はほとんどなかった。金正日の陸・海・空軍合同訓練参観(1月17日報道)と567大連合部隊総合訓練(4月13日報道)随行の2度だけだった。しかし金正日からの信頼は相変わらずだというのが政府当局の分析だ。

国家安保戦略研究所のイ・スソク南北関係研究室長は「呉克烈の場合、対南工作など非公開業務を担当するという点で‘顔のない随行’が多いのだろう」とし「随行回数とは関係なく軍部内の側近に挙げられる人物」と述べた。

金委員長の分野別公開活動は工場・企業所訪問をはじめとする経済部門が33回で最も多く、次いで部隊訪問など軍行事21回、訪朝要人との面会など対外活動6回、その他17回だった。前年の同期は軍と経済部門が各27回で同じだった。



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