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【ニュース分析】ルノー・日産、双竜車を買収したいが…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 先月、ルノー三星(サムスン)と日本の日産が共同で双竜(サンヨン)自動車買収意向書を提出したのに続き、23日にはカルロス・ゴーン日産会長が日本で開かれた株主総会で「韓国で生産能力拡大が必要だ」と述べた。ルノー三星が内需・輸出の好調で生産が追いつかず、双竜車に関心を抱いている、という業界の観測を確認させた。

双竜車買収戦に飛び込んだ6社は、来月16日までに調査を行い、20日に最終入札書を提出する。その後、入札書評価を経て、8月に優先交渉対象者が選ばれる。双竜車は今後の発展のために、世界4位の自動車会社ルノー・日産グループが新たな主人になることを望む雰囲気だ。しかし買収代金が問題だ。

◇生産拡大が必要なルノー三星=ルノー三星は今年、6月までに釜山(プサン)工場で13万5000台を生産する予定だ。昼間2交代(午前6時-午後3時、午後4時-午前1時)に残業・特別勤務までしている。年間に換算すると27万-28万台が限界だ。今月からは新型SM3・SM5の輸出を始め、下半期は生産不足のため内需供給を減らさなければならないほどだ。今年5万台、来年は10万台以上の生産不足が生じる。


釜山工場の敷地は165万平方メートルで、年産30万台規模の第2工場建設が可能だ。しかし直ちに着工しても完工までは1年半ほどかかる。投資も2000億-3000億ウォンほど必要だ。ルノーは00年、ルノー三星を買収した後、釜山工場に増設投資をせず、従来の三星自動車の生産ラインを拡充して使用している。こうした状況で年産24万台規模の双竜車はルノーグループにとって魅力的だ。さらに双竜車平沢(ピョンテク)工場は釜山工場に比べて立地条件もよい。平沢が中国向けの半組立(CKD)輸出などの前哨基地として適しているからだ。

中央大のイ・ナムソク教授(経営学)は「ルノーグループは中国市場進出のための橋頭堡で、中国にネットワーク(元大株主の上海車など)を持つ双竜車に大きな関心を持っている」とし「10年間にわたりルノー三星を通して学んだ韓国式経営ノウハウも双竜車買収戦に加わった背景になったはず」と分析した。



【ニュース分析】ルノー・日産、双竜車を買収したいが…(2)

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