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◆7年間韓半島観測=千里眼衛星は通信・海洋・気象の3つの機能を同時に遂行する停止軌道複合衛星だ。後7年以上1日24時間衛星通信サービスと韓半島周辺の気象・海洋を観測する任務を行う。このためには目標軌道である東京128.2度、高度3万6000キロの赤道上空に安着しなければならない。衛星が地球を回る速度と地球の自転速度が同じになれば衛星が特定地域上空に止まったように見え、静止軌道衛星と呼ぶ。まず打ち上げ後37時間と62時間、101時間後、3回にわたって衛星は自体エンジンを利用してだ円の“遷移軌道”で次第に円を描いて高度を高める。打ち上げ後6日で太陽電池パネルが完全に広がり、7日が経つと衛星が任務遂行姿勢を取った後、通信搭載体アンテナを広げる。衛星は高度を次第に上げて打ち上げ後2週間ほどで目標の静止軌道に着く。衛星は以後、各種テストを経て12月から正常サービスをすることになる。
◆世界7番目気象衛星保有国=これまで我々が頼ってきた日本気象衛星は30分ごとに情報を送った。台風と豪雨・黄砂など気象危険が発生すれば時々刻々気象情報を把握しなければならないのに30分おきでは細かく把握できなかった。千里眼衛星が作動すればこの間隔が15分に縮められ、緊急時には8分おきも可能となり、気象予報が精密なものになると期待される。
千里眼で我が国は独自気象衛星を保有した7番目の国に記録された。同時に世界初、静止軌道で海洋観測衛星を運営することになった。千里眼衛星の海洋搭載体は1画素500メートルの解像度で、昼間に1時間間隔で1日8回、韓半島だけではなく中国と日本海域まで詳細に観測する。赤潮注意報早期発令が可能になる。通信搭載体の国産化の割合は80%に達し、衛星核心部品国産化を通じる輸入代替と輸出など経済的波及効果が期待される。
初の国産停止軌道衛星…気象情報日本に頼らず(1)
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