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「私の中に欲望の化け物がいたようです。死んで詫びるべき罪を犯しました」--。
学校の中で小学生を拉致して性暴行したキム・スチョル容疑者(45)は頭をがっくりうなだれたまま言った。15日朝、警察が実施した現場検証でのことだ。しかし声は大きく震えることはなかった。路地に出てキム容疑者を見守った町内住民たちの間からは「あんなヤツは死刑にすべき」「帽子を取って顔を公開しろ」という怒りの声が出た。
この日の現場検証は、学校から480メートル離れたキム容疑者の自宅の近くの路地でAさんを連れて行く場面から公開された。キム容疑者は被害児童Aさん(8)の代わりのマネキンを連れて事件当日、自分の行動を再演した。1メートル65センチの身長に体重70キロとやや太めの体格のキム容疑者にマネキンが引っぱられた。キム容疑者の自宅があるソウル永登浦区の住宅街は大人一人が通るにも窮屈な路地が迷路のように入り組んでいた。
当時のことを思い出せるかという質問に彼は「思い出せない。言い訳みたいだが酒に酔っていて余裕がなかった」と答えた。どれだけ飲んだかを聞くと「ビール3缶、焼酎2本、ビール1本」と返事した。また「子供の首に刀をあてたら静かになった」とし「いけないことをしました」と言った。「(事件直後)睡眠薬を持って釜山に行き、山かモーテルで自殺しようと思った」と打ち明けたりした。
10代青少年と同居していたかという質問には「家出した18歳の女性とネットカフェでよく会った」と「妊娠したとは聞いたが誰の子供かは分からないそうだ」と言った。警察はキム容疑者がこの青少年と1回性交渉をする度に2万ウォンずつ渡した事実を確認して、キム容疑者に児童・青少年の性保護に関する法律違反容疑も追加することにした。
警察関係者は「キム・スチョルの手帳に電話番号が書かれた10代青少年の中で性暴行を受けた人はいないものと確認された」と述べた。警察は16日午前、キム・スチョル容疑者を検察に送致する方針だ。
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