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今回確認された文書のうち、明成皇后の国葬を描写した『国葬都監儀軌』は、過去に表紙と絵1点が公開されている。今回撮影した儀軌内部行列の絵2点は初めて公開される。
今回確認された古文書の多くは韓国政府が要求してきた返還対象に該当する。朝鮮王室儀軌還元委員会事務局長のへムン僧侶は「これまで目録だけで確認されてきた日本宮内庁所蔵史料が数多く公開されるのは非常に意味深いことだ」とし「特に国内にない『通典』を発掘して‘高麗国’という印を目で確認できるというのは画期的」と述べた。
韓国政府は今年、「韓日強制併合100年」を迎え、日本宮内庁書陵部に所蔵された韓国資料の返還を要求してきた。先月26日には李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員が代表発議した「朝鮮王室儀軌返還要求決議案」が全会一致で国会本会議を通過した。しかし日本政府は「1965年の国交正常化当時に締結された協定で文化財の引き渡し問題は一段落した」と述べ、返還に否定的だ。
18年間にわたり文化財返還運動にかかわってきたパク・サングク韓国文化遺産研究院長は「民族の自尊心を守るためにも不法流出した文化財の返還を実現させなければならない」と強調した。
消Ꚃた「朝鮮国宝」 日本皇室にある(1)
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