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「ロッテ、買収対象の企業は20社」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 ロッテグループが合併・買収(M&A)を大きく増やす見込みだ。ロッテ製菓の金相フ(イム・サンフ)代表は17日、記者懇談会を開き、「ロッテグループが買収対象と考えている会社は国内外で20社ほどあると聞いている」と述べた。 ロッテグループが推進中のM&A規模が明らかになったのは初めてだ。

金代表は製菓業界国内1位のロッテ製菓のM&A案にも言及した。 金代表は「ロッテ製菓もグローバル製菓会社5-6カ所に注目している」とし「可能なら毎年1-2カ所ずつ買収を推進しながら規模を拡大していく計画」と述べた。 今年下半期にはパキスタンで製菓会社1社を買収する予定だ。

これに関しロッテグループの関係者は「価格と条件が適当ならM&Aをずっと推進するというのがグループの一貫した立場」とし「しかし現在決まったことは何もない」と釈明した。


ロッテが国内外でM&Aに積極的なのは短期間で該当業種に定着できるからだ。 辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ副会長は今年1月、李明博(イ・ミョンバク)大統領との30大グループ懇談会で、「M&Aはチャンスがあればいくらでも積極的に推進する」と述べた。

M&Aに必要な資金も確保していると観測される。 ロッテは今年、グローバル事業の拡大と新規事業のために1兆4000億ウォンを配分している。 現金性資産(昨年6月基準)も約3兆5000億ウォンにのぼる。

ロッテは06年以降、M&Aを着実に進め、攻撃的な経営を続けてきた。 07年12月に中国の大型マート「マクロ」8店舗を引き受け、グローバル金融危機が発生した直後の08年10月にはインドネシアで「マクロ」19店舗を買収した。 昨年12月には中国の大型マート「タイムズ」を買収した。

国内でも規模拡大を続けている。 金融危機で多くの企業が委縮していた昨年1月には斗山(ドゥサン)酒類BGを、10月には(株)キリンを引き受けて財界の注目を集めた。 今年はコンビニのバイ・ザ・ウェー(1月)とGSマート・百貨店(2月)を相次いで買収した。 特にGSマート・百貨店の買収は約1兆3400億ウォンにのぼる大型M&Aだった。

最近では、当初の予想を覆して大宇(デウ)インターナショナルの予備入札に参加し、ポスコと激しい買収戦を繰り広げた。

ロッテがM&Aに積極的なのは、グループの規模を短期間で拡大できる効果的な方法であるからだ。 金相フ代表もこの日、「海外攻略時間を短縮するためにM&Aを推進している」と説明した。

ロッテは昨年3月、小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで辛東彬副会長ら役職員400人余りが出席した中、「2018ビジョン宣布式」を行った。 2018年までに売上高200兆ウォン(約16兆円)を達成してアジア10位以内のグローバルグループに飛躍するという目標を発表した。 グループの規模をこのように拡大するには、これまで内需市場攻略にとどまっていた流通・化学・食品などの事業群が一斉にグローバル市場に進出する必要がある。



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