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「6カ月前まで韓国経済を懸念していたが…」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「ウォンはまだ低評価されている。また韓国の不動産価格にバブルがあるとは見ていない。今年の韓国経済の見通しは明るい」

国際通貨基金(IMF)のスビール・ロール韓国担当課長は昨年末に中央日報のインタビューに応じ、韓国経済の躍動性を肯定的に評価した。ロール課長は6カ月前まで韓国経済を懸念した悲観論者だったが、IMFの韓国経済実態調査団を率いて3週間にわたりソウルを視察した結果、立場を変えたという。

「1年前、6カ月前にもソウルに来たが、来るたびに韓国の躍動性が大きくなるのを感じる。公共機関でも民間部門でも活力があふれている。今回は韓国経済の驚くべき回復を確認した。特に消費者信頼指数が大きく上がったのが印象的だった」


インド・ニューデリー出身のロール課長はデリー大学を卒業した1989年に渡米し、ブラウン大学で経済学博士の学位を取得した。以下は一問一答。

――今年の韓国の経済見通しは。

「世界の多くの国の2010年第1四半期の成長率が2009年第1四半期と同水準になると予想される。だが韓国は違う。2008年に景気が底を打っており、今は成長原動力が稼動している。2010年は4.5%以上成長するだろう」

――韓国の経済回復が速い理由は。

「韓国の大企業は他の国の大企業よりはるかに良い貸借対照表を持って景気低迷を迎えた。さらに多くの現金があったおかげで他国の企業にはできない投資を持続することができた。伸縮性のある為替相場は輸出を助け、財政拡大と低金利政策も速やかになされた」

――IMFは6カ月前まで韓国経済を大きく懸念していないのではないか。

「韓国の開放経済は世界経済に非常に依存している。1年前に世界経済が危機を迎えた時、韓国の資本流出は深刻だった。だが世界的な景気浮揚措置に後押しされ世界経済は沈滞から回復している」



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