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「韓国料理応用した料理でフランス人の味覚を魅了」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
キムさんが初めてフランス入りしたのは04年3月だった。新婦の化粧を担当するメーキャップ・アーチストとして4年間働いた彼女は、工場で同じものを作り出しつづけているようなメーキャップに懐疑的になり、留学のためひとりでフランスへ向かった。名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」で9カ月の課程を7カ月で修了した後、ミシュラン・1つ星のレストラン「ザ・キッチン・ギャラリー」と「アトリエ・ド・ジョエル・ロブション」で働いた。

「料理はすればするほどおもしろい。創意性を思う存分発揮できるというところが魅力。しかし私がここに残ることができたのはシャルルのためだった。彼は私のことを“私の心臓”と呼んでいる」。フランスで暮らして5年目となるが、韓国を懐かしく思う気持ちは変わらない。今年70歳の母親のことを思うと親不孝な末っ子という気がして涙が出る。韓国料理も懐かしい。

「月1回くらいワカメのスープやキムチと豚肉炒めなど食べたい韓国料理をいっぱい作って、思い切り食べる。そうすると少し気分がよくなる。いちばんしたいことは友達とおしゃべりをしながら夕食をとることだ」。


乗馬と高級ブランドの街、広い海浜、映画祭で有名な都市ドービルだが、韓国人にはめったに会えない。韓国に知られていないためだ。昨年、ドービルで開催されたアジア映画祭のため、同地を訪れた李滄東(イ・チャンドン)監督をはじめ韓国映画界の関係者を見て、非常に嬉しかったという。

「来年の秋、結婚式をあげる予定で、フランスの友達やシャルルの家族もソウルに招待するつもりだ。その頃にはこのレストランを訪ねる人もより多くなり、韓国と韓国料理を知るフランス人もより増えるだろう」。



「韓国料理応用した料理でフランス人の味覚を魅了」(1)

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