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「韓国料理応用した料理でフランス人の味覚を魅了」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



フランス・パリで超高速列車(TGV)に乗って北西部へ2時間ほどを走ると、ドービルという小さな港町が現れる。

ココ・シャネルが初めて帽子の店を開いた貴族の保養地だ。ノルマンディ北部のこの都市では韓国人キム・ミラさん(34)と彼女のフランス人のフィアンセ、シャルル・トィルロンさん(34)に会うことができる。これらは小ぢんまりながらも品のあるレストラン「レサンシエル(L’essentiel)」を運営する。


昨年10月にオープンした同レストランはもはやドービルの名所に位置付けられた。韓国料理をもとにした個性あふれるメニューがお客さんの味覚を魅了したからだ。2人が出会ったのは05年1月。パリのレストランで無給のインターンとして働いていたキムさんは、同い年のシェフ、シャルルからデザートの作り方を学びながら親しくなったという。

愛を育んだ2人は、2人だけのレストランを夢見はじめた。08年に2人はドービル入りし、古いレストランひとつを買い取った。「水曜日から日曜日までは営業をし、月曜日と火曜日にはペンキを塗ったり植木鉢を買ってきて、レストランを少しずつ飾った。あたかも子どもを育てるかのように、レストランの世話をした」。

レストランを訪れた人々を中心に口コミが広がって少しずつ知られるようになり、フランスの有名誌「エックスプレス」と「メゾン&オブジェ」などで「ドービルへ向かう際、必ず訪問すべきレストラン」に推薦された。「シャルルは韓国料理がとてもおいしい。ビビンパ、キムチチゲなど食べられないものが全くない。韓国式のサムジャン(韓国の味噌)やユクフェ(生の肉を使った前菜)を応用した創作メニューも開発した」。

おかげでこのレストランでは韓国のコギジョン(牛肉を使ったお好み焼き)餃子のスープ、そばを応用した創作料理が登場する。いつの間にか同レストランは「韓国料理のグローバル化」の現地の拠点となった。韓国人のお客さんにはキムチやしらすの炒めものなど惣菜も提供する。



「韓国料理応用した料理でフランス人の味覚を魅了」(2)

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