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医療先進化防ぐ古い医療法…医療観光、出発は良かったものの(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ビザ(査証)の問題が外国人患者誘致の最も大きな障害物となっている。

これを解決するため今年5月、長期(1年)、短期(90日)の医療向けのビザを導入した。しかし依然問題が多い。不法滞在率の高い国へのビザ発給は非常に厳しい。5~8月に発給された長期ビザが43件、短期ビザは483件にすぎなかった。

政府は今年約5万人の外国人患者を誘致したものと推定しているが、うち医療ビザの発給を受けた人は1~2%にすぎないという意味だ。外国人患者誘致会社ドックスツアーのウ・ボンシク代表は「長期ビザの発給が難しく、大半の患者が観光ビザで韓国入りする」とした後「健康診断で異常が確認されても韓国でビザを延長するのも容易でなく、帰国した後、再入国する場合もある」と伝えた。


三星(サムスン)ソウル病院のチョ・ホンソク課長は「米国や日本の患者には比較的簡単にビザを発給するが、中東・東南アジアの患者にはそうでない」とし「家族連れで治療を兼ねたショッピングを計画しているアラブ諸国の富豪らが厳しいビザ発給の手続きに失望し、タイやシンガポールへ向かうこともある」と話した。また「シンガポールやタイは出入国管理所が週1回病院に出張し、ビザ延長の業務を行う。競争できるわけがない」とした。

政府は2013年までの外国人患者誘致の目標を20万人と設定した。しかし目標を達成できるかは未知数だ。手足を縛る規制が依然として多いからだ。代表的なものが外国に在住する外国人に誘致対象を制限した点だ。国内に在住する外国人、海外在住韓国人のうち永住権を持つ人は対象ではない。これらを仲介して摘発されれば3年以下の懲役や2000万ウォン(約150万円)以下の罰金刑に処される。



医療先進化防ぐ古い医療法…医療観光、出発は良かったものの(2)

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