生半可にやって本来受け取れる金ももらえない配役がある。演技自体が「冒険」であるそんな役だ。映画「白夜行」の殺人者ヨハンもそこに含まれる。
ヨハンは幼いころに実父を殺す。以来何度かの殺人と果てには性的暴行まで犯す。彼が悪の存在になったのは、あきれることに愛のためだ。その愛は女性を温かい太陽の下で暮らせるようにし、自分を暗黒に閉じ込める影の愛だ。女性は未来のため現在を抵当に入れることを絶えず要求する。ヨハンは疑いながらも「君が夢見る未来が何であれ最後まで守る」と誓う。「献身」という言葉では説明できない盲目の愛を、「人間の顔をした殺人者」になり見せることは、どんな俳優にとっても簡単ではなさそうに見える。
「白夜行」主演のコ・ス、「2日に1度寝ながら役作り」(2)
ヨハンは幼いころに実父を殺す。以来何度かの殺人と果てには性的暴行まで犯す。彼が悪の存在になったのは、あきれることに愛のためだ。その愛は女性を温かい太陽の下で暮らせるようにし、自分を暗黒に閉じ込める影の愛だ。女性は未来のため現在を抵当に入れることを絶えず要求する。ヨハンは疑いながらも「君が夢見る未来が何であれ最後まで守る」と誓う。「献身」という言葉では説明できない盲目の愛を、「人間の顔をした殺人者」になり見せることは、どんな俳優にとっても簡単ではなさそうに見える。
「白夜行」主演のコ・ス、「2日に1度寝ながら役作り」(2)
この記事を読んで…