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秋の球宴でも興行ヒットは続いた。
起亜(キア)の優勝で幕を下ろした2009年プロ野球ポストシーズンは、観客動員と入場収入でも新たな歴史を築いた。
今年のポストシーズン16試合に入場した観客動員総数は41万262人。シーズン40万人以上の観客は初めてで、過去最多だった1995年の13試合37万9978人の記録を更新した。入場収入も初めて70億ウォンを超える70億4803万3000ウォン(約5億4400万円)で、過去最高だった2008年の53億6057万6000ウォンの記録を抜いた。合わせて斗山(トゥサン)対ロッテの準プレーオフ、SK対斗山のプレーオフ、起亜対SKの韓国シリーズすべてで、各シリーズの過去最多入場収入記録を塗り替えた。
今回のポストシーズンの興行ヒットはある程度予想されていた。今年の正規シーズンで過去最多の592万5285人の観客と338億3508万7700ウォンの入場収入を記録した熱気が続くものと期待されていた。さらに秋の球宴に参加したロッテ、斗山、SK、起亜が3万人収容のホーム球場を持っているか、観客動員力で全国区の人気を持つチームばかりだった。
危機はあった。秋夕の連休を経て準プレーオフ第4戦からプレーオフ第2戦までの3試合連続で満員達成に失敗し、興行戦線に暗雲が立ちこめかけた時もあった。しかしSK対斗山のプレーオフが最終第5戦まで接戦にもつれ込んだのに続き、韓国シリーズも連日名勝負が展開され、最終第7戦まで優勝チーム決定を待たされたことからファンの関心もまた爆発した。
結局24日の韓国シリーズ第7戦までポストシーズンで蚕室(チャムシル)球場は22試合、韓国シリーズは16試合、ポストシーズンは10試合連続で満員御礼が続き、熱かった秋の球宴は有終の美を飾った。
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