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<野球>LGの首位打者輩出作戦にファンが怒り

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



2009プロ野球シーズンが閉幕したが、LGツインズの‘首位打者輩出作戦’に対する野球ファンの怒りが収まらずにいる。 LGの朴竜沢(パク・ヨンテク、30)が打率3割7分2厘で首位打者になったが、その過程がスポーツマンシップに反していたからだ。

金在搏(キム・ジェバク)監督は所属選手の朴竜沢を首位打者にするため、ライバルの洪性フン(ホン・ソンフン、32、ロッテ)に機会を与えたかったという非難を浴びている。 25日のロッテ戦で金監督は相手チームの洪性フンを4打席連続で四球で歩かせた。 当時、洪性フンは打率3割7分2厘で朴竜沢を2厘差で追っていた。 結局、洪性フンは5打席で1打数無安打4四球に終わった一方、朴竜沢は試合に出場せず、打撃1位を守った。


野球ファンはLG球団ホームページの掲示板に「LGを愛していただけにこの裏切りは忘れることができない」「朴竜沢はタイトルと同時に生涯最大の汚点も得た」などの非難コメントを書き込んだ。 首位打者のタイトルのために朴竜沢を欠場させるだけでは足りず、競争相手の打撃の機会まで封じることができるのか、という抗議だった。

ロッテのジェリー・ロイスター監督は「どうすればこんな恥ずかしい作戦ができるのか。本当に失望した」と語った。 金監督はシーズン最終日の26日、ヒーローズ戦に朴竜沢を出場させたが、3打数無安打で打率が3割7分4厘から3割7分2厘に落ちると、朴竜沢を交代させた。 次に安打が出なければ首位打者は洪性フン(3割7分1厘)になる状況だった。 結局、朴竜沢は打率1厘差で首位打者になったが、ファンからは‘恥ずかしい首位打者’という非難が殺到している。

金在搏監督は「朴竜沢が選手生活でめったにめぐって来ない機会をつかんでいたので助けてやりたかった」と理由を説明した。 しかしファンからは「恥ずかしく失望させる行為だ」という内容の抗議文を相次いでいる。

こういうことは米メジャーリーグでは想像もできない。 常に正面勝負が当然と考えられているからだ。 メジャーリーグに詳しいXスポーツのソン・ジェウ解説委員は「メジャーリーグでこういうことが起きたとすればファンとマスコミの非難で球団がまず監督と選手を放出するだろう」とし「1984年に三星(サムスン)の李万洙(イ・マンス)とロッテのホン・ムンジョンの間で似たようなことがあったが、当時はチームの順位とも関係があったうえ、プロのスタート初期に行われたことだった。 25年が経った今でもこういうことが存在するのは納得しがたい」と語った。

こうした点で野球関係者は「LG球団はメジャーリーグ最後の4割打者テッド・ウィリアムズ(当時ボストン)を見習うべきだ」と忠告している。 ウィリアムズは1941年のシーズン最終日、ダブルヘッダーを控え、監督の配慮を拒否して試合に出場し、8打数6安打で打率4割6厘をマークした。 試合前のウィリアムズは打率3割9分9厘9毛で当時の計算上4割だった。 ウィリアムズは「恥ずかしい4割ではなく誇らしい4割に挑戦する」と宣言し、結局これを自らの手で勝ち取ったのだ。



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