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誤報非難に苦しむ気象庁、「予報の達人」米国人教授を招く



気象庁が予報能力を高めるために外国人を公務員に迎え入れた。 米オクラホマ大気象学科のケニー・クロフォード教授(66)だ。 クロフォード教授は米国気象庁で28年間在職した気象予報の専門家。 特にレーダー気象学分野に強い。 気象庁は20日、クロフォード教授を気象先進化推進団長に任命した。

気象庁がクロフォード団長を招へいした理由は誤報のためだ。 李明博(イ・ミョンバク)大統領は昨年3月、2度にわたり気象庁の予報が外れたと指摘していた。 昨年夏には週末の予報が6週連続で外れ、市民から非難が殺到した。 気象庁はクロフォード団長を招へいするために破格的な条件を提示した。 年俸は大統領(1億6867万ウォン)の2倍(約2500万円)で、乗用車とマンションを提供する。クロフォード団長は予報を担当しない。 気象先進化5カ年(2007-12年)計画を補完し、問題点の改善案を提示する。 これを通して予報正確度を現在の世界9位から2012年には6位に押し上げる責任を持つ。


クロフォード教授は気象庁の予報システムを把握するため、24日から当分は毎日午前7時50分からの予報ブリーフィングに出席し、予報作成過程を見守る予定だ。 来月は予報官のスケジュールに合わせて夜中の交代勤務を行う予定だ。 気象先進化推進団はクロフォード団長のほか関連公務員6人と通訳1人で構成され、気象先進化5カ年計画を補完・実行する。

クロフォード団長は21日の記者会見で「韓国国民と気象庁の期待、自分の責任についてよく理解している。生涯気象業務に従事してきたそのノウハウとアイデア、人的ネットワークを総動員して良い結果を出したい」と述べた。

--まず最初に改善すべき点は。

「勤務2日目なのでまだ答えるのは難しい。 いくつか考えていることを言えば、まずはコンピューターモデルがどんどん発展しても、予報官の役割は依然として重要だという点だ。 2つ目は26の気象レーダーを効率的に運営する必要がある。 米国では122の気象レーダーが連結して1分単位でデータをやり取りしている」

--韓国と米国では地理的特性が異なる。

「米国で勤務したのはほとんど平原地域だ。 韓国ほど複雑な地形で勤めたことはない。 韓国の地形はよく分からないが、天気を形成する要素は分かっているので、研究しながら良い予報ができるよう努力したい」

--韓国は誤報に敏感なほうだ。

「批判を解消するにはより良いサービスを提供するしかない。 しかし一朝一夕になるものではなく、5年程度の時間が必要だ」

--クロアチアの気象庁にも助言をしたというが。

「気象学を愛し、世界を旅行すること、挑戦すること、人を助けることが好きなほうだ。 韓国気象庁の力になれるほどまだ若いと考えている。 変化を作り出すのが好きな性格だ」



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