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米国が韓国に循環配備してきたF16戦闘機を、性能がより優秀なF15イーグル(F15E ストライクイーグル)に交換する方針を決めた。
軍筋は2日「今年初め、水原(スウォン)基地に投入したF16をF15Eに替える」とし「8月20日から6カ月間、群山(クンサン)基地に配備する予定だ」と述べた。米本土から来るF15E12機は9月17日から実施する韓米合同軍事演習「乙支(ウルジ)フリーダムガーディアン(UFG)」にも投入される。また戦闘機の運用に必要とされる兵士ら約400人もともに配置される。
在韓米軍は今年3月、アパッチ攻撃ヘリコプター・1個大隊の撤収による空白を補完するため、12機のF16を水原基地に配備した。アパッチヘリは機甲部隊の撃破と特殊戦部隊の侵入を阻止するのが主な任務だった。半面、F15Eは遠距離の精密爆撃が可能な戦力だ。このため「F15Eの韓国への配備は、在韓米空軍の戦力増強」という見方が多い。
ある国防専門家は「以前にもF15Eが韓半島の上空を哨戒飛行または演習に参加したことがあった」とした上で「しかし今回の長期間にわたる配備は、米国の対北強硬政策を受けた一種の戦力増強とみられる」という見方を表した。F15Eは新型の航空電子装備を搭載し、昼間・夜間など全天候で空対空、空対地の任務遂行が可能だ。
特に夜間航法装置「ランタン」を装着、夜間の精密爆撃能力を備えている。6発のMK82と4発の機甲部隊撃破向けのクラスター爆弾(CBU-52.58.71)、レーザー誘導爆弾(GBU-10.12.15)などを搭載できる。
◇攻撃型ヘリの増強事業も=国防部は2012年、戦時作戦統制権の移譲後に予想される在韓米軍のアパッチヘリ部隊の撤退に備え、独自の作戦遂行に向けた攻撃型ヘリの戦力増強事業を進めている。国防部当局者は「陸軍の攻撃ヘリ部隊が保有中の500MDとコブラヘリの使用年限が切れつつある」とした後「統制権の移譲に合わせて中古のアパッチヘリを輸入、または韓国型攻撃ヘリの開発を通じてヘリも交代し、従来の部隊組織も再整備、戦力を増強する」と明らかにした。別の当局者は「攻撃型ヘリの選定は来年半ばに最終確定する」とし「一部技術を外国メーカーから支援してもらい、国内で開発する方向に決まる可能性が高い」と話した。
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