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「韓国俳優の爆発力、日本は到底ついていけない」(1)

 11日午後、日本・東京の自由劇場。500席規模の劇場では最近、韓国でも開幕して話題になっている米ブロードウェーミュージカル「春の目覚め」(Spring Awakening)が公演中だった。劇場内はところどころ空席が目立った。韓国でも「Spring Awakening」は苦戦中だが、これは日本も同じだった。5月に開幕した作品は9月で幕を下ろす予定だ。

◆抵抗は馴染まない=「Spring Awakening」は、06年に国内初のミュージカル専用劇場「シャーロッテ」で「ライオンキング」を公演し、韓国でもよく知られている日本の劇団四季の作品だ。作品が企画される時から浅利慶太代表(76)はやや破格的な内容と形式のため気が乗らなかった、‘米国ブロードウェー最新作’という点を考慮して挑戦したという。

「4カ月で閉幕」という興行結果についてはさまざまな分析がある。「権力と主流社会に馴致された日本文化で抵抗と逸脱は馴染まない」という社会学的な意見から「『ライオンキング』『ウィキッド』など家族ミュージカル劇団を標ぼうする‘四季’の固定観客と合わなかった」という分析もあった。四季の関係者は「失敗とは考えていない。今後もレパートリーとして毎年公演する計画」と述べた。


◇韓国人俳優46人=興行は成功しなかったが、「Spring Awakening」に出演した韓国人俳優チョ・サンウンさん(26)に対する関心は大きかった。チョさんは今回、モリッツ役で躍動感あふれる演技を見せ、ファンクラブが生じた。観客からは「美男の容貌だが親近感を感じた」などの評価が相次いだ。四季内部の演出委員会も「苦悩するモリッツの姿をさまざまな表情で表現した」と評価した。



「韓国俳優の爆発力、日本は到底ついていけない」(2)



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