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7月に国産衛星が打ち上げられる「羅老宇宙センター」



南海(ナムヘ)をひと目で見渡せる全羅南道高興郡外羅老島(チョンラナムド・コフングン・ウェナロド)「羅老宇宙センター」。507万平方メートルの敷地に建設されたこのセンターのロケット発射台には高さ33メートルの巨大ロケット「羅老号」(KSLV-1)の「実証モデル」が立てられている。その周辺には発射統制棟、ロケット追跡レーダー棟など13棟の建物が散在している。

韓国宇宙開発の産室となる「羅老宇宙センター」が完工し、今月中にその完全な姿を現す。これで宇宙開発先進国に仲間入りする礎石が築かれた、評価されている。教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院は11日、羅老宇宙センターの竣工式を行う。総3124億ウォンを投じて00年12月に着工して以来8年半かけて完成された。


◇各種ソフトウェアを独自開発=これで韓国は宇宙センターを保有する13番目の国になった。世界で27番目の宇宙センターだ。羅老宇宙センターでは来月末、国内で開発された100キロ級の小型衛星が打ち上げられる。日時は天気などの条件によって変わる。

これは宇宙センター竣工記念として行われる最初の行事だ。衛星を載せて宇宙へ打ち上げる核心ロケットはロシア製だが、国内に建設した宇宙センターで国産衛星を発射することは韓国の技術力を世界に示すことになる。羅老宇宙センターはロシアから設計図を受け、現代(ヒョンデ)重工業など国内企業が建設した。

閔庚宙(ミン・キョンジュ)羅老宇宙センター長は「先端技術が必要だったため、最初は先進技術を受けてきたが、今ではほとんど技術自立段階に到達している」と述べた。

宇宙センター建設やロケット発射体の製作技術は国家特級機密に分類され、海外移転は容易でない。航空宇宙研究院は宇宙センターの稼働に必要な各種ソフトウェアを独自開発した。

◇先端装備の競演場=羅老宇宙センターには1秒に480枚の写真を撮影する3000ミリズーム超高速デジタルカメラ、水を1秒当たり1トンずつ噴射する400気圧空気圧力機、ロケットの方向と速度をリアルタイム追跡するレーダーなど国内唯一の装備が多い。超高速デジカメは一般ズームレンズの場合10キロ、赤外線レンズは20キロまで撮影できる。このため超高速で打ち上げられるロケットの動きを時々刻々監視できる。



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