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SKエナジーの蔚山(ウルサン)精油工場は活気にあふれている。 世界経済危機の余波で大きく落ちた石油類製品の国際価格が最近急騰し、一部の生産施設はフル稼働中だ。
特に、価格の安いバンカーC油を処理して付加価値の高いプロピレン(石油化学製品の原料)・ガソリン・軽油などに変える高度化設備の2FCCは一日の処理容量より1万バレル多い7万バレルを生産している。
プロピレンの国際価格が昨年末1トン当たり500ドルまで落ちたが、最近は900ドル台を突破し、プロピレンの生産比率を11%台から14.3%に増やした。 2FCC生産製品はほとんどが輸出される。 キム・ドンホ生産1チーム長は「価格が上がる最近が利益を多く出せる絶好の機会」と話す。
処理容量以上の量を生産できるのは触媒量の調節などSKエナジーならではの運営技術ノウハウのおかげだと、キム・チーム長は説明した。
SKエナジーは昨年9月に竣工した蔚山2FCC工場に続き、2011年までに仁川(インチョン)に4万バレル規模の高度化設備をさらに建設する計画だ。 ‘地上の油田’と呼ばれる高度化設備の拡充を通してエネルギーの独立とエネルギーの輸出という二兎をつかむ戦略だ。
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