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最近のマッコリ人気は普通でない。大きな器で飲むのを楽しむ壮年層の話ではない。20-30代の女性の間でマッコリマニアが増え、マッコリ市場のパラダイムが変わっている。女性が飲むマッコリとアジョシ(おじさん)が好むマッコリの成分が違うわけではない。同じマッコリだ。ただ器と飲む方法が変わった。
最近、若者がよく集まるソウル新村(シンチョン)などを中心に「マッコリカクテル」店が繁盛している。マッコリに果物ジュースなどを混ぜて色を出し、グラスに入って出てくる。アジョシのように大きな器に入ったマッコリを‘カー’と言う声を出しながら飲みほすのではなく、カクテルのように少しずつ味わうドリンクになった。ただ飲み方が変わっただけだが、世間のマッコリに対するイメージが大きく変わった。マッコリの運命が変わったのだ。
マッコリブームには日本の‘マッコリ愛好家’の寄与もあった。マッコリはこの数年間でヘルシー酒に浮上した。甘くてすっきりした味にはまった日本人女性が「マッコリカクテル」を求めるようになり、これまでにない扱いを受け始めた。日本ではパックやボトルの形でヘルシー酒として販売されたりもする。
韓国では注目さえ受けられなかったマッコリがこのように海の向こうで人気を集め、国内でもその真価に対する新たな解釈が生まれている。日本人観光客がよく行く大型マートなどにはマッコリの陳列棚が別に設けられている。さらにホテルのメニューにもマッコリが登場し、女性の夕食のメイン酒としても好まれている。‘マッコリ全盛時代'の序幕だ。
マッコリのイメージが変わった(2)
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