米国がドル以外の外貨資金を必要とする場合に欧州連合（ＥＵ）、英国、日本、スイスの中央銀行がそれぞれ自国通貨を提供する通貨スワップ協定が締結されたと米連邦制度準備理事会（ＦＲＢ）が６日に発表した。

ＦＲＢはこの日の声明を通じ、４カ国の中央銀行と追加で通貨スワップ協定を締結したと明らかにした。米国がこれまで韓国を含む１０カ国余りと結んだ通貨スワップは、該当国に米ドルを供給することが目的だが、今回の協定は外貨決済資金が必要な米国の金融機関に主要国の通貨を供給するのが目的だ。外信は米国で外貨資金不足により対外債務不履行に陥る金融機関が出ることを防止するための先制的措置だと報じている。米国は今回、ＥＵと８００億ユーロ、英国と３００億ポンド、日本と１０兆円、スイスと４００億スイスフランの通貨スワップを結んだ。ＦＲＢは声明で、「各国の中央銀行は持続的な協調を通じて世界の金融市場安定のため努力する」と明らかにした。協定の期限は１０月末までとなっている。