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夢のようだった第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が終わった。 所属チームに復帰する選手には後遺症の克服が最優先課題となる。 代表選手は事実上オープン戦を踏まずに来月4日のリーグ開幕戦を迎えることになる。
韓国代表チームはメジャー選手や日本選手よりも先にコンディションを上げたため好成績を収めた。 しかしその後の管理を怠れば、けがにつながることも考えられる。
06年第1回大会に出場した選手を見れば分かる。 李鍾範(イ・ジョンボム、起亜)は第1回WBC第2ラウンドの日本戦で逆転2点タイムリーを放つなど打率4割(25打数10安打)と大活躍した。 李鍾範のバットスピードを見ると、全盛期が2-3年ほど続く雰囲気だった。
しかし李鍾範はシーズン開幕と同時にスランプに陥り、結局2軍行きとなった。 多くの代表選手が例年ほどの成績を出せなかった。 期待されたほどの活躍をしたのは朴鎮万(パク・ジンマン)、呉昇桓(オ・スンファン、以上三星)、具台晟(ク・デソン、ハンファ)程度だ。
海外組はもっと深刻だった。 代表チームのエース朴賛浩(パク・チャンホ、フィラデルフィア)、徐在応(ソ・ジェウン、起亜)、金炳賢(キム・ビョンヒョン、元ピッツバーグ)など当時の海外組も満足できる成績を出せなかった。 海外組は例年よりも1カ月ほど早く体を作ったため、国内選手よりも後遺症が大きかった。
コロラド所属で第1回大会に参加した金善宇(キム・ソンウ、斗山)は「私の場合、時差の適応などの問題はなかったが、WBCという大きな舞台が終わると、選手の緊張感が緩む傾向があるようだ」と注意を促し、「チームに復帰した後も大会当時の興奮を維持すればオーバーペースになりやすい」と負傷も心配した。
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