ロイター通信、ＡＰ通信、ＡＦＰ通信、ＤＰＡ通信がそれぞれ報じたところによると、今月１５日のイエメン爆弾テロで韓国人観光客４人が死亡した事件に関連し、現地に派遣された韓国政府対応チームと遺族らが１８日（現地時間）、２回目の爆弾テロと見られる攻撃を受けた。

人命に被害はなかった。各通信は、イエメン政府高官の言葉として「韓国政府が事件調査のため派遣した担当官らを乗せた車両が（イエメンの首都サヌア近郊にある）サヌア空港に移動していたところ、道路で待ち伏せしていた自爆犯が体に巻きつけていた爆弾を爆破させた」と伝えた。

ロイター通信によると、イエメンの保安当局者は「明確に韓国政府対応チームを狙った攻撃」とし「韓国人を乗せた車は、わずかな時間差で事故を避けた」と説明した。事件現場でテロ容疑者と見られるイエメン人（２０歳）大学生の身分証明書の一部が発見され、イエメンの保安当局が捜査に乗り出した。


爆弾攻撃を受けた遺族はこの後、サヌア空港へ向かい、予定通り１回目のテロ事件の韓国人犠牲者４人の遺体を収容し、帰国の便に搭乗した。しかし、外交通商部・国家情報院・警察庁の当局者ら４人からなる政府対応チームは、当分現地に滞在し、事件の収拾や捜査に加わることにしている。

イエメンの情報当局は今回のテロも国際テロ組織「アルカイダ」のイエメン支部が行ったものとみている。１５日、イエメン中部の町シバームで、韓国人観光客４人とイエメンの観光ガイド１人の命を奪った自爆テロもアルカイダの犯行であることがわかった。