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<カバーストーリー>清潭洞のブランド街にも押し寄せる不況(2)

 デザイナーブランド「キム・ヘギョン」のキム・ヘギョン社長は「100万ウォンの商品を10万ウォンで販売するセールをしたが、昨年12月の売り上げは辛うじて3000万ウォン(約200万円)を超えた程度。今年1月は2000万ウォンにもならない」と語った。

キム社長は1カ月に1000万ウォンを超える賃貸料が負担になり、店員1人を解雇し、一人で営業中だ。 キム社長は「高い賃貸料のため清潭洞から離れたいが、清潭洞に売り場があるという象徴性を無視できず、ここで粘っている」と話した。

◇閑散とした路地=路地に入ると状況はさらに厳しい。 昨年廃業したワインバー「ビン79」にはまだ看板がそのまま残っている。 同じ建物の1階の韓食食堂までも廃業し、ビル全体が空いている状況だ。


ワインバー兼レストラン「ヌリゲコッキ」清潭店のキム・ヒョンチョル・マネジャーは「この数週間にもいくつかのワインバーとレストランが廃業した。 以前は20店が廃業すれば同じ数ほど新しい店がオープンしたが、最近は7-8店しかオープンしない」と話した。

江南(カンナム)公認仲介社のキム・ハクリョル部長は「廃業するから権利金なしに次に入る人を探してほしいという要請が1カ月に10件以上ある。賃貸料を払えず保証金を取り崩している病院やワインショップ、レストランが多い」と話した。

清潭洞で25年暮らしているホン・ヒョンスクさんは「路地の店はあまりにも経営が厳しく、江南区が推進中の一方通行に反対する運動をしているほどだ」と紹介した。

◇清潭洞の名声は消える?=フラッグシップストアが閑散としている半面、同じ地域にあるギャラリア百貨店の先月の売り上げは前年比で6%増えた。 ギャラリアの関係者は「同じブランド品を買うにしても、不況時はデパートのプロモーションやマイレージなどを利用するほうが有利だと顧客が判断したようだ」と分析した。

海外本社支援が強力なブランド品ショップの場合、もともと利益を考えて出した店ではないため、損失を出しながらも営業を続ける。 しかしそうでない場合、1カ月に1000万ウォンを超える賃貸料を支払って営業を続けるのは難しい。

商店街情報研究所のパク・デウォン所長は「流行を先導するという理由から、売り上げに比べて清潭洞の賃貸料と権利金には大きなバブルがあった。不況を迎えたことでバブルはある程度消えるだろう」と語った。



<カバーストーリー>清潭洞のブランド街にも押し寄せる不況(1)

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