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来年のバンクーバー冬季オリンピックを控え自信を得た。1万5000ドルの賞金も手にした。しかし最も大きいのカナダのファンの心をもらったことだ。
キム・ヨナが9日(韓国時間)に閉幕したフィギュアスケート四大陸大会で優勝するとカナダのメディアも大きな関心を示している。
バンクーバー・サン紙は8日、「今大会で優勝したキム・ヨナはカナダのフィギュアの英雄、ブライアン・オーサーコーチの教え子だ。彼女はユナ・キム(Yuna Kim)と呼ばれるが、韓国ではキム・ヨナ(Kim Yeon Ah)だ。オーサーコーチは彼女について、賢く、かわいく、活発で、責任感が強いと絶賛している」とキム・ヨナを紹介した。
同紙はまた、「21年前にオーサーコーチは1988年のカナダ・カルガリー冬季五輪でホームのファンからの熱い応援にプレッシャーを感じ金メダルを逃した。しかしキム・ヨナはカナダのファンが彼女を‘養女’のように感じ、熱を帯びた応援を送ってもオーサーコーチのようにプレシャーに委縮しないだろう」とキム・ヨナがオーサーコーチが果たせなかった夢をかなえることを期待した。
カナダのファンの反応も期待以上に熱い。5日にキム・ヨナがショートプログラムで完璧な演技で世界新記録を打ち立てると、碧眼の観衆は彼女にスタンディングオベーションを送った。9日のガーラショーでもキム・ヨナにはカナダ出身のジョアニー・ロシェットやシンシア・ファヌフに劣らぬ拍手と歓呼が浴びせられた。
冬季五輪開催地のカナダでの熱い反応は、3年前から「チーム・キム・ヨナ」が進めてきた「カナダ・ホーム・プロジェクト」の成果だ。キム・ヨナは3年前から1年に8~9カ月をカナダのトロントでオーサーコーチとともに、コーチが運営するトロントクリケット・スケーティング&カーリングクラブでトレーニングしてきた。カナダでキム・ヨナがライバルたちを押さえ四大陸大会優勝メダルを手にしたのも、ホーム戦略の成功だといえる。オーサーコーチも積極的に「カナダ・ホーム・プロジェクト」に賛同した。コーチはことあるごとに現地メディアに向かい「キム・ヨナはカナダを第2のホームと考えている。私の果たせなかった夢をキム・ヨナが必ず成し遂げると信じる」と親近感を強調していた。
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