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キムチをテーマにした日本人観光客向けの誘致プログラムが開発される。
大邱(テグ)市は日本人観光客を誘致するために観光商品パッケージ‘キムチ漬け体験’を開発し、福岡の観光客を誘致することにした。韓国の代表的なブランドであるキムチに体験を加えたアイディア観光商品だ。大邱市は来月、具体的な旅行プログラムを作り、3月中に福岡の旅行会社を通じて観光客を募集する。
‘大邱キムチ観光’は桐華(トンファ)寺からスタートする。観光客はここで僧侶の指導を受け、サチョル(寺)キムチを直接漬ける。このキムチには粉トウガラシ、ニンニク、塩辛などは入らない。もち米粥に果物の汁、きのこなど、桐華(トンホァ)寺オリジナルの材料を混ぜ合わせて作るキムチで、さっぱりした味が特徴だ。「日本人の口に合ったキムチを作ろう」という趣旨によるものだ。そして観光客は漬けたキムチで食事ができる。
キムチ観光は大邱市と旅行社が手掛けている。円高になり、ソウルや釜山(プサン)を訪れる日本人観光客が増えているが、大邱は為替レートの恩恵を被っていないからだ。福岡に住んでいる人々は船や飛行機を利用し、近くの釜山をたくさん訪れる。大邱市のピン・ウンソン観光マーケティング担当は「日本人観光客は韓国の仏教文化や伝統的な食べ物に関心が多い」とし「2つの要素を合わせたパッケージ商品を作れば、観光客誘致に役立つと考えた」と話している。
広報にも本格的に力を入れている。
大邱市は福岡のテレビ西日本でこのパッケージ商品を紹介する。取材チームは16~20日に大邱を訪れ、桐華寺でキムチ漬けの様子のほか、八公山(パルゴンサン)、鹿洞書院(ノクトンソウォン)、薬令(ヤクリョン)市を撮影する。山菜定食、漢方豚カルビ、漢方サムゲタンなど大邱の代表的な食べ物も取材する。この番組は来月、40分間にわたり、福岡県で放送される。
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