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「韓国、東アジアで発言権高めるにはまず国家ブランド構築を」



「世界的な企業がブランドイメージに死活をかけるように、政府も国家ブランドの構築に積極的に取り組んでこそ、ソフトパワー強国をつくることができる」

ベルギー・アントワープ大のヤン・メリソン教授(48)は「韓国が中国や日本という強大国が角逐する東アジアで発言権を高めるには、韓国というブランドを構築しなければならない」と述べた。


メリソン教授は15日、新羅(シンラ)ホテルで著書『新公共外交-国際関係とソフトパワー』韓国語版の出版記念会を開いた。 これに先立ち11-12日には東アジア研究院(EAI)と米シカゴ国際問題研究所(CCGA)が共同主催した「ソフトパワーと東アジア外交」コンファレンスに出席した。

メリソン教授は「国際社会でアジアの影響力が強まる状況で、韓国が政治・経済・文化ではっきりと声を出せば、大きな力になるだろう」とし「韓国政府と民間が国際機構や会議などに積極的に参加するなど、世界に韓国を知らせるために努力する必要がある」と述べた。 そうしてこそ韓国のような中間規模の国家の国際的地位が高まる、という説明だ。 また「北朝鮮の核兵器をなくすための6カ国協議は世界の関心を集めているが、韓国の若者があまり気にしていないようで残念だ」と語った。

メリソン教授は「インターネット強国の韓国は、韓国語だけでなく英語でもインターネットコンテンツを作成して世界に韓国の姿を正しく知らせる必要がある。こうした点で韓国はインターネットを活用した国家ブランド構築に大きな潜在力を持っている」と強調した。 さらに「17世紀のグーテンベルクの金属活字発明以降、他国の国民を相手にした公共外交が花を咲かせたが、インターネットは画期的な公共外交手段に浮上している」と診断した。

メリソン教授は「国家ブランドは政府の努力だけで作られるものではない」とし「民間レベルの人権増進やスポーツ外交など幅広い交流が外交に含まれなければならない」と強調した。

メリソン教授は国家ブランド構築に失敗したケースに中国を挙げた。 最近フランスのサルコジ大統領がチベットの精神的指導者ダライラマと対話をしたことで公式的な不満を表示した中国が、ヨーロッパの人々に否定的なイメージを与えたということだ。 サルコジ大統領は「今後、中国が世界指導国に浮上する際、人権が足かせになる可能性がある」と予想した。

ブランド構築に成功した例にはスペインを挙げた。 国内政治が不安な状況でも魅力的かつ情熱的な国という国家ブランドを作り、外国人観光客を集めている、と評価した。 



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