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日本の‘今年の漢字’は「変」 

 日本で今年の世相を象徴する漢字に「変」が選ばれた。

毎年の年末に応募を通じて「今年の漢字」を選定してきた日本漢字能力検定協会(京都市)は、漢字の日の12日、「これまでで最も多い11万1208通の応募者のうち‘変’を選んだ人が6031人と、最も多かった」と発表した。

▽株価急落と円高などによる金融危機▽メラミン混入の中国産食品や農薬が検出された中国産ギョーザなどによる市民の「食の安全」に対する意識変化▽日本の首相と米大統領の交代--など政治的な変化が大きく作用した。江戸時代から明治時代につながる日本の変革期を描いた大河ドラマ『篤姫』が大人気を博した理由もあった。


2-5位は「金」(北京五輪での金メダルラッシュ)、「落」(株価の急落)、「食」(食の安全)、「乱」(通り魔事件の頻発)だった。

「今年の漢字」がスタートした95年以降、「震」(阪神大震災)、「食」(食中毒事件)、「倒」(企業の連続的な倒産)、「毒」(毒物・殺虫剤混入事件)、「末」(世紀末的な事件の頻発)、「金」(金大中元大統領と金正日北朝鮮国防委員長の首脳会談)--などが「今年の漢字」に選ばれている。

昨年は食品販売会社が材料や賞味期限を偽る事件が相次いだことから「偽」が1位になった。



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