９月１５日午後３時、ソウル広津区（クァンジング）の公園での出来事だ。学校の授業を終えて友人らと遊んでいたＩ君（１１）に３０代の男が近寄って来た。窃盗前科７犯のＣ（３２）だった。Ｃは「面白いゲームＣＤがあるので一度見てみないか」と言い、Ｉ君の関心を引いた。

最近、小学生のあいだで流行しているゲームＣＤだった。「両親が共働きで家には誰もいない」という話を聞いたＣは「家に行ってコンピュータゲームをセットしてあげよう」と言い、Ｉ君を誘った。Ｉ君の家に到着したＣは素早くコンピュータにゲームをセットし「ゲームをしてごらん」とＩ君に薦めた。Ｉ君がゲームで遊んでいる最中にＣは家の中を物色し、イヤリングやクレジットカードなど２１５万ウォン（約１５万円）相当の金品を盗んだ。

ソウル瑞草（ソチョ）警察署は２２日、白昼に誰も居ない家の子どもの家を探し、金品を盗んだ疑い（常習窃盗）でＣに拘束令状を申請した。Ｃは同じ手法で７月から最近にかけて、１１回にわたって１２５０万ウォン（約８９万円）相当の金品を盗んだ疑い。