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中国のトキの輸送作戦が始まった。環境部、外交通商部、慶尚南道(キョンサンナムド)で構成されるトキ引き受けチームが14日、中国陝西省合陽県の種復元センターを出発した。
トキ引き受けチームは16日に中国現地で寄贈式を行い、17日に西安空港でアシアナ航空のA320特別チャーター機にトキのつがいを乗せ、金海(キムヘ)空港に向け発つ予定だ。飛行機内のビジネスクラス全体がトキのために提供され、中国側の専門家2人が同行する。トキは敏感な鳥であることから、光を遮断する特殊な箱が用いられ、陸路を移動する際には無反動車を利用する。フライト中には金台鎬(キム・テホ)慶尚南道知事や金忠植(キム・チョンシク)昌寧(チャンニョン)郡守ら引き受けチーム(33人)は一般席に座る。当初、慶尚南道は一般路線の航空機のビジネスクラス全席を借りて輸送する案を検討したが、航空会社側が鳥インフルエンザによる感染や乗客の拒否反応を懸念して難色を示したことから、特別チャーター機に変更した。総輸送費は約8000万ウォン(約675万円)で、トキは金海空港から直ちに牛浦(ウポ)沼に運ばれ、検疫を受ける。
17日午後5時から牛浦沼ではトキの定着式が行われる。慶尚南道と昌寧郡は7月から10億ウォン(約8431万円)を投入して昌寧郡游漁面(ユオミョン)トゥント村の2万3500平方メートルに検疫棟、孵化棟、鳥小屋を備えたトキ復元センターを完工した。
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