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性暴行犯罪者たちを対象にした「GPSアンクレット(位置追跡電子足輪)」が30日、初めて付けられる。
法務部は「30日、全国22の矯正施設から仮釈放される性犯罪者53人にGPSアンクレットが初めて付けられる」と28日、明らかにした。
今月1日から施行された「特定性暴行犯罪者に対する位置追跡電子装置の付着に関する法律」によるものだ。この法律の22条は、性犯罪者のうち、刑の執行中、仮釈放されて保護観察を受ける場合、その仮釈放期間中にGPSアンクレットを付着するように規定している。これら53人に対するGPSアンクレットの付着は今月末に成立した仮釈放審査委員会と保護観察審査委員会の審査を通して決まった。付着対象者は保護観察所別に仁川(富川地所含)11人、ソウル、大邱、水原で各7人、釜山6人などだ。これらの1人当たり平均刑期は4年6カ月だ。服役刑期が5~6年の人が13人と最も多く、8年以上も5人だった。GPSアンクレットを付着しなければならない期間は平均2カ月、長くて6カ月だ。
法務部の関係者は「今回の場合、GPSアンクレット付着初対象者なので仮釈放審査過程で個別的に意思を尋ねた」とし「アンクレットをつけるより刑務所に残りたいとした10人は除いたもの」と説明した。また、検察が起訴時「実刑が宣告されれば出所後、GPSアンクレット付着が必要だ」として付着命令を請求した性犯罪者は全国的に14人だと明らかにした。これらに対しては裁判所が10年以内の範囲で刑宣告時、付着するかも決める。
法務部は年間GPSアンクレット予想付着者数を1300人ほどと見ている。毎月、仮釈放(または仮終了)される性暴行犯数に裁判所が付着宣告を下す数などを総合して推算したものだ。今年の年末までは今回の53人を含んで300人にのぼるものと法務部側は見ている。
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