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日本植民地時代の受難を描いた小説『アリラン』がドラマに



小説家・趙廷来(チョ・ジョンレ)氏の長編小説『アリラン』がドラマ化される。趙氏の小説がドラマ化されるのは今回が初めてとなる。

『アリラン』は甲午農民戦争(東学党の乱)から日本植民地時代にわたり韓民族が受けた苦痛、悲哀、抗日闘争史を扱う作品だ。朴景利(パク・キョンリ)原作の小説『土地』とともに日本植民地支配に焦点を当てた代表的な小説だ。


映画『アリラン』は2回も放送されていることから、人気を集めたドラマ『土地』に続いて注目を浴びるものと期待されている。

『アリラン』は大河小説として最初にフランス語訳が出版されるなど海外でも反響を得た作品だけに、ドラマでも海外で話題になるものとみられている。

『アリラン』は現在、KBS(韓国放送公社)ドラマ『シングルパパは熱愛中』を制作した外注制作社レモンレインとKBSドラマ『ファン・ジニ』の海外事業を行ったKYNが共同で版権を確保し、フリープロダクションを運営している。2009年下半期にKBSにより放送されることが有力視されており、大作小説(全12巻)であるだけに、週末の大河ドラマの時間帯に放送される予定だ。

KYNの関係者は「韓国を代表する小説家・趙廷来の作品が初めてドラマ化されるという点で意味がある。趙廷来さんの地位にふさわしいベテラン作家が台本を執筆する予定だ。2人の出合いだけでも話題になるほどの人物」とし「韓国近代史の農民の悲哀や民衆の純粋な闘争を表現するために研究や撮影セットの準備に力を注いでいる」と話している。



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