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趙甲済氏「独裁者が死より恐れるのは病状で送る余生」

ジャーナリストの趙甲済氏(チョ・カプジェ、趙甲済ドットコム代表)は11日、米ワシントンの北朝鮮関連専門家の話として、金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の病気が再発、または悪化する可能性が高いとした上で「独裁者にとって死より恐ろしいのは、病床で余生を送るということだ」と述べた。

また、これまで金委員長によって亡くなった無数の霊魂が「病床でさ迷う金委員長を苦しめるだろう」とした。趙氏は金委員長を「哀れな者」とし「金委員長よりもっと哀れな人間が、韓国にいる北朝鮮寄りの勢力だ」と話した。続いて「彼らが頼りにしていた金正日氏の没落は、彼らの悲惨な姿をあらわにするはずだからだ」とした。

趙氏は今後、南北(韓国・北朝鮮)関係が停滞し、北核問題の解決も鈍くなるだろうと予想する。可能性は低いものの、局面を打開するために韓国への挑発に出る可能性も排除できず、混乱の合間に脱北者が増えるかもしれない、と分析した。


また「金正日氏の不幸は韓民族全体の幸福に寄与する方向に働く」とし「韓半島に決定的な瞬間が迫りつつある」という見方も表した。





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