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<CoverStory>日本は嫌いでも日本製は好き(2)

ハットレックス・ソウル光化門店の筆記具コーナーには国産製品が見当たらない。ゼブラ、ペンタル、三菱、パイロットなどの日本製品一色だ。パイロットのハイテック(1600ウォン、169円)は似ている国産製品より価格が2倍以上でもよく売れている。「友達もボールペン・消しゴムはほとんど日本製です。値段はちょっと高くても、デザインと品質が良く、長もちします」。売場で会った女子中学生ユン・ジエさん(16)の言葉だ。ハットレックスのキム・ハンス文具事業チーム長は「コンピューターの利用が増えて筆記具の需要が減った中、中・高校生の間では良い筆記具をそろえて、優雅に使おうとする傾向だ」と説明した。

日本製化粧品輸入も増加している。貿易協会によると輸入化粧品市場で日本製の割合は2000年14.6%で米国産の割合(29.3%)の半分だったが、今年に入って21%で、米国(23.1%)と似ている水準だ。

◇赤字深刻=日本消費財の輸入が大きく増え、対日消費財貿易収支は今年の上半期に1億7400万ドルの赤字を記録した。韓国は1990年、後半だけでも消費財品目では日本に年間40億ドル前後の黒字を記録したが、ますます輸出が減って輸入が増え、昨年初めて逆転した。昨年、100円が700ウォン台まで落ち、日本製消費財輸入の増加に拍車をかけた。特にタバコ、ビスケット、パン、ビール、小麦粉の場合、過去には我が国の輸出の方が多かったが、今年に入っては純輸入国に転じた。


このような情勢はしばらく続く見通しだ。日本企業、特に自動車業界が韓国進出を加速化しており、日本輸入車はしばらく販売増加の傾向が続くものとみられる。三菱、日産、トヨタがすでに韓国進出を宣言し、スバル、マツダも進出に向けて準備を進めている。これに比べて日本輸出の主力品目である農水産物と衣類、履き物などの製品は中国産低価品に押されて競争力を失っている。家電製品や自動車は日本地元企業に押され、輸出がふるわない。


<CoverStory>日本は嫌いでも日本製は好き(1)

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