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ネチズンたちは「君こそ大統領だ」「西海も東海もキム・ジャンフンがすべて守る」などとし、彼に対する無限な支持と愛情を表現している。
もちろんキム・ジャンフンの善行は“かがみ”ともいえるが、想像を超える熱狂的反応は現在の国内政治、社会の雰囲気と無関係ではなく見える。責任感があって道徳的な政治リーダーの出現が望まれるこのごろ、マイホームももたず、手元にあるお金を寄付するキム・ジャンフンは「どんな政治家よりクリーンな人」という信頼と尊敬を引っ張り出した。
また西海岸の油をすべて拭い取るという彼の信念は、リーダーのイメージとも一致した。こうした状況で彼が実際に載せた「東海と独島」広報広告と、今秋の米国有力紙に載せる予定の「中国東北工程」反対広告は、民族主義感情をたきつけた。キム・ジャンフン側も「ろうそく集会の雰囲気と今回の広告が絶妙のタイミングで合致して関心がますます増幅されたようだ」と話す。
しかし、こうした熱い雰囲気にキム・ジャンフンは「笑うことも泣くことも」できない実情だ。「寄付の天使」という修辞に「一生ステージにかけようと生きてきたのに、このような呼称に戸惑っている」と困惑するキム・ジャンフンは「VANKバンクと広報専門家ソ・ギョンドクさんに行くべき賛辞が私に来ているようで戸惑っている」という反応だ。自分は芸能人であって専門家ではないという説明である。
芸能関係者たちは「“英雄”にしてしまうと、後でちょっとした間違いでも大きく叩かれることがある。ややもするとキム・ジャンフンがそのイメージにがんじがらめにされてしまう」と指摘している。
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