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電気自動車の時刻表、2~5年遅くなる…韓国バッテリー会社3社、赤字に悲鳴(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国のバッテリー大手「LGエナジーソリューション」は今年1-3月期に米国のインフレ抑制法(IRA)に伴う先端製造税額控除(AMPC)を除くと316億ウォンの赤字を出した。写真はLGエナジーソリューションの電気自動車(EV)バッテリーパック。[写真 LGエナジーソリューション]

◇苦心が大きくなる韓国EVバッテリー3社

量産車メーカーがEVの生産にブレーキを踏むとKバッテリー3社も苦心が大きくなっている。量産車はハイブリッドを飛び石としてキャズム(chasm・技術革新に伴う一時的な停滞期)の防御に出たがバッテリー企業はしばらく赤字に耐えなければならない。実績悪化は次々と現実化している。LGエナジーソリューションは今年1-3月期に米国のインフレ抑制法(IRA)に伴う先端製造税額控除(AMPC)を除くと316億ウォン(約35億5400万円)の赤字を出した。SKオンは今年1-3月期に1000億ウォン以上の赤字を記録する展望だ。ただし大規模投資を遅らせたサムスンSDIは今年1-3月期に2000億ウォン黒字を出すと市場では見通している。匿名を求めたある業界関係者は「今年7-9月期・10-12月期ごろに実績が反騰するかもしれないとの予測もあるが、EV需要が大幅に減って確信を持って話せる状況ではない」と話した。

自動車業界ではKバッテリー3社の交錯した実績展望をブランド間の違いと解釈している。自動車業界関係者は「最近の流れを見ると、電気ボリュームカー(Volume Car・大衆的な車)で需要減少が明確だ」とし「プレミアムブランドのEVは需要減少が相対的に鈍い」と話した。LGエナジーソリューションとSKオンはそれぞれGMとフォードにEVバッテリーを供給している。反面、サムスンSDIの主な顧客はBMWであるため打撃が比較的軽いという評価を受けている。これら3社はエネルギー保存装置(ESS)などに活路を見出しているが、高金利などで親環境エネルギー市場も当面大きく成長することはできないという観測が広がっている。
電気自動車の時刻表、2~5年遅くなる…韓国バッテリー会社3社、赤字に悲鳴(1)

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