女王は英連邦から広く愛されていたが、家族に関しては順調ではなかった。特に長男チャールズ皇太子と故ダイアナ妃が離婚する過程で支持度が落ちたこともある。特にダイアナ妃が１９９７年にフランス・パリで不運の事故によって亡くなった後は、女王や英国王室まで大衆の非難を受けた。

王配のフィリップ卿（エディンバラ公）と１９４７年ウェストミンスター寺院で結婚式を挙げて２０２１年フィリップ卿が９９歳を一期に亡くなるまで一生を共に歩んだ。１０代の王女時期にフィリップ卿に出会い、２人は第２次世界大戦に参戦した。戦争中にも手紙をやりとりして愛を育んだ。

韓国とも縁が深い。女王が会った韓国大統領だけで６人〔全斗煥（チョン・ドゥファン）・盧泰愚（ノ・テウ）・金泳三（キム・ヨンサム）・金大中（キム・デジュン）・盧武鉉（ノ・ムヒョン）・朴槿恵（パク・クネ）〕になる。故盧武鉉元大統領と朴槿恵元大統領を国賓として英国に招待したこともある。


韓国には１９９９年故金大中元大統領の招待でフィリップ卿と共に３泊４日で国賓訪問した。この時、慶尚北道安東河回村（キョンサンブクド・アンドン・ハフェマウル）を訪問してここで７３歳の誕生日の祝膳を受けた。９０歳を迎えた２０１６年、駐英韓国大使と会った席でこの時のことを回想し、「河回村で韓国料理でもてなしてもらった祝膳のことを印象深く記憶している」と話していた。


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