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【中央時評】支持率45%大統領の拙劣な退場(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
疑問が続く。次期政権への責任押しつけ、功績の誇張が新政権の発足を控えて先月と今月に集中している。新政権が5月10日から青瓦台を全面開放して市民に戻すと予告した数日後、青瓦台の裏の北岳山(プガクサン)「金新朝(キム・シンジョ)ルート」(4月6日)が開かれた。野外マスク解除措置(5月2日)は大統領職引き継ぎ委員会の「5月末解除」発表直後に電撃的に取られた。偶然なのかもしれないが、偏狭だという印象は消えない。

文政権は退任1カ月も残っていない時点(4月15日)に包括的および先進的なTPP協定(CPTPP)加盟のような大きな決断をした。自慢は文政権が、交渉・批准など大変なことは新政府がすることになった。171議席の巨大与党議席を持ちながらも農・漁民を意識しながら時間がかかった民主党と文大統領が、「検捜完剥」(検察捜査権完全剥奪)法を処理するのには非常に手際が良かった。偽装離党、会期小分け、辞任補任、便法国務会議にいたる究極のドラマを完成させるのにかかった時間はわずか45日だ。もし李在明(イ・ジェミョン)候補が当選して民主党政権が維持されていてもD-6日のこのようなドラマはあっただろうか。いきなり青瓦台の裏の山が開かれ、感染者が多い中でも室外でマスクを脱ぐことが可能になっただろうか。任期終了が近づくにつれて急激に変わる「青瓦台時計」を見ながら抱く疑問だ。

「国民全員の大統領」「国らしい国」の約束は水の泡となった。0.73%ポイント差の大統領選挙敗北がその証拠だ。それでも文大統領は「私は一度もリング上に立てなかった。口も開けなかったが選挙に負けたと話すのは問題がある」と強弁する。最後まで「代案敵真実」という虚偽意識に安住しようという精神勝利法でなければ理解できない詭弁だ。ろうそく大統領の拙劣な退場を見る国民の心は安らかでない。


イ・ジョンミン/論説室長


【中央時評】支持率45%大統領の拙劣な退場(1)

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