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【コラム】K-POPの首都ソウル、コンテンツを収める空間とシステムを整備すべき(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

Netflixアニメ映画『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』バーチャルガールズグループ「HUNTR/X」。 [写真 Netflix]

◇世界主要都市、公演エコシステムを構築

東京首都圏には「東京ドームシティ」を中心に、約5万5000席の大型スタジアムである東京ドーム、約7万2000席の日産スタジアム、約1万7000席の中規模アリーナである横浜アリーナ、2023年に開業した音楽専用大型アリーナ「Kアリーナ横浜」(約2万席)、そして約8000席の小規模会場である東京ガーデンシアターなど、多様な規模の会場が多層的に構成されている。音楽と文化・観光・ショッピング・宿泊を組み合わせ、ファンが長時間滞在し楽しめる巨大なコンサートおよびエンターテインメントエコシステムを形成している。


シンガポールはコンサートを都市マーケティングの道具として活用している。最先端の会場とホテル・ショッピングモールを組み合わせたマリーナベイ・サンズ、約5万5000席の最高水準の施設を備え、コールドプレイやBTSなど世界的アーティストのコンサートが行われたナショナルスタジアム、約1万2000席規模で優れた音響と公共交通の利便性を誇るシンガポール・インドア・スタジアムなどが集中し、国家が直接公演誘致を推進している。テイラー・スウィフトがASEAN(東南アジア諸国連合)地域で唯一シンガポールだけで6公演を行ったのも、政府の全面的支援と先制的な誘致戦略の賜物だ。


米国ロサンゼルスは会場を都市再生のアンカーとして活用している。LA市とAEG社は、衰退していたダウンタウン地域を活気ある文化・観光拠点へと変貌させるため、「クリプト・ドットコム・アリーナ」(旧ステイプルズ・センター)を中心に「LAライブ」という複合文化地区を造成した。コンサート、スポーツ、ショッピング・レストラン、ホテル、展示などが結合した大規模エンターテインメント拠点を築き、持続可能な都市経済モデルを構築した。

英国マンチェスターは欧州で新たに台頭するコンサートハブだ。2024年に開業した「Co-op Live」は英国最大の音楽専用アリーナで、最先端の音響システムと公演に最適化された舞台設計など、ワールドクラスの施設を備える。開業直後からポール・マッカートニーをはじめとする世界的アーティストのツアーが相次いで行われ、K-POPを含むグローバルアーティストのツアー拠点として注目されている。実際、主要なK-POPグループの単独公演誘致も活発に進められている。

◇コンテンツはあるのに、それを披露する舞台のないソウル

小規模クラブから中規模アリーナ、大型スタジアムまでを網羅するコンサートインフラは、新人ミュージシャンの登竜門となり、彼らの実験と成長を可能にする。会場は単に有名アーティストの舞台ではなく、新しい音楽が育ち、大衆と出会う生きたプラットフォームだ。

しかしソウルの現実は厳しい。K-POP公演の象徴とされてきたソウル芳夷洞(バンイドン)のKSPOドーム(旧オリンピック体操競技場)はリフォームされたが、構造的に依然としてコンサートに最適化された空間とは言いがたい。座席の視界確保に限界があり、音響もアリーナ専用設計とは比べ物にならない。高尺(コチョク)スカイドームも同様で、野球場を公演会場として利用しているため残響や反響の問題があり、アーティスト・ファン双方から不満が多い。

興味深いのは仁川・永宗島にある「インスパイア・アリーナ」だ。米国資本で建設された民間投資の会場で、施設面では世界水準に近い。交通が不便でアクセスが悪いという指摘にもかかわらず、ここでのコンサートは毎回完売を記録している。移動の不便さをものともせず、ファンは優れた音響と構造を備えた会場で“本物のコンサート”を体験したいと願っていることの証左だ。

結局、問題は施設不足ではなく、企画・投資・戦略の欠如にある。ソウルは世界K-POPの心臓だと自負しながら、その心臓を震わせる「舞台」を持っていない。

◇差別化されたオフライン体験を提供する空間が必要

私たちはいま、パラダイム転換の中心に立っている。

第一に、デジタル時代にもかかわらず、MZ世代はオフラインでの差別化された体験を求めている。コンテンツを「見る」ことではなく、「直接感じ、体験する」ことが重要になった時代だ。『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』が示したように、バーチャルアイドルが創り出した世界観は現実の博物館を埋め尽くし、具現化される。デジタルコンテンツの究極の完成はオフライン空間での没入だ。

第二に、音楽産業のパラダイム変化により、アーティストは音源産業だけでは生き残れず、コンサート産業を中核基盤とせざるを得ない。ファンとのリアルタイムな交流、収益多角化、ブランド強化はライブ舞台を中心に展開される。コンサートは音楽産業の未来である。

第三に、韓国はアジアの辺境からグローバルを席巻する文化商品を生み出した。BTS、BLACKPINK、Stray Kids(ストレイキッズ)といったブランドは世界のデジタルプラットフォームを掌握した。そしていま、世界中のファンはその文化を『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』の舞台ソウルで、ソウルの会場で、しかも本物の没入体験ができる空間で感じたいと望んでいる。しかし私たちはまだ準備ができていない。ソウルは世界で最も影響力のあるコンテンツを作りながら、それを収める空間とシステムを備えていない。

私たちは果たして、グローバルK-POP首都の中心ソウルで、コンサートによって街全体が沸き立った記憶があるだろうか。ただスクリーンやプラットフォームの中での成功ではなく、実際の空間を震わせ都市を動かした、あの本物の物理的熱気のことだ。

今こそ真剣に答えるべき時だ。私たちは、本当に準備ができているのか。

キム・ギョンミン/ソウル大学都市計画学科教授


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