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詩人鄭芝溶(チョン・ジヨン、1902~?)の詩碑が母校の京都同志社大学に建てられることになった。
忠北沃川(チュンブック・オクチョン)文化院と鄭芝溶記念事業会(会長オ・ヤンホ仁川大教授)は、18日、同大学の校庭にある尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩碑(1995年建設)のとなりに鄭芝溶詩碑を建てる。
鄭芝溶は25歳だった1926年、同大学英文科に入学、29年に卒業した。在学時代、日本文芸誌『近代風景』に日本語で書かれた多くの詩を発表した。
在学時代の主な作品には代表作『郷愁』をはじめ『電車』『海峡』『悲しい印象画』『鳩』などがある。1千万ウォンをかけて作った詩碑は横1.9メートル、縦1.2メートル(重さ1.5トン)の半円形だ。詩碑の表には鄭芝溶が京都市内を流れる鴨川の美しさを歌った作品『鴨川』がハングルと日本語で彫られた。
1902年、沃川郡に生まれた鄭芝溶は、33年、文学親睦団体の九人会を結成し、梨花(イファ)女専(現梨花女子大)教授、京郷新聞主幹(46年)などを歴任した。1950年、朝鮮戦争の際に北朝鮮に拉致され、これまで生死が確認されていない。
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