ソウルの大型マートに陳列された三養食品の製品。[写真 聯合ニュース]
韓国取引所によると、三養食品は27日に有価証券市場(KOSPI)で終値133万4000ウォンを記録し時価総額10兆490億ウォンとなった。昨年初めには時価総額1兆ウォン台の企業だったが、今年2月に6兆ウォン台になり、さらに4カ月で10兆ウォンを達成した。進入したのだ。三養食品の時価総額はKOSPI上位54位で、約3兆8000億ウォンのCJ第一製糖、約2兆4000億ウォンの農心、約4兆2000億ウォンのオリオンの3社の時価総額を合わせた規模で、斗山(トゥサン)、現代グロービス、サムスン電機など大企業の時価総額に匹敵する水準だ。
株価は最近になり特に急上昇している。先月16日に終値基準で初めて100万ウォンを超え、さらに1カ月で30%以上上昇した。「ブルダック炒め麺」が発売された2012年4月の2万7000ウォン台と比較すると49倍の上昇だ。
三養食品がこれだけ大きな関心を集めることになった背景には、堅固な業績と成長がある。三養食品は「ブルダック炒め麺」を世界的ステディーセラーとして掲げ四半期ごとに業績を更新してきた。内需低迷とドル高にともなう原価負担などで韓国の食品メーカーの多くが苦戦した1-3月期も三養食品は連結基準で売り上げが前年比37%増の5290億ウォン、営業利益が67%増の1340億ウォンと過去最大の四半期実績を出した。営業利益率も25.3%と最高値を記録した。食品企業の営業利益率は通常は1桁台だ。
稼ぎ頭は売り上げの80%を占める海外売り上げだ。「ブルダック炒め麺」が海外で人気を呼び三養食品の海外売り上げは昨年4-6月期に初めて3000億ウォンを突破し、今年1-3月期には4240億ウォンとさらに増えた。こうした成長モデルは収益改善にも有利だ。主要輸出先である欧米での販売価格が韓国より高い上にドル高による為替差益まで期待できるからだ。「ブルダック炒め麺」の場合、韓国では1000ウォン台前半で売られるが米国の大型マートでは2000ウォン台だ。
今後の業績見通しも明るい方だ。最近証券街では三養食品の目標株価をDS投資証券は160万ウォン、ハンファ投資証券は170万ウォンまで引き上げている。DS投資証券のチャン・ジヘ研究員は「4~5月の三養食品と推定される即席めん輸出金額は1億7000万ドルで前年同期より32%増え、1~2月の合算より20%改善された。海外実績拡大で規模の成長と収益性改善が続くだろう」と予想する。
三養食品関係者は「最近輸出前哨基地の役割をする密陽(ミリャン)第2工場が本格稼動に入った。海外売り上げの割合がさらに拡大するだろう」とした。2027年には中国に初の海外工場も稼動する予定だ。米国の関税が変数になる恐れがあるが、他の輸出品目に比べて安い即席めんの特性や、ブルダック炒め麺の人気を考慮すると関税が業績に及ぼす影響は限定的と分析される。
ただしブルダック炒め麺に対する高い依存度は三養食品の課題としても指摘される。単一品目に依存した売り上げの流れは突発変数が発生すれば鈍化することがあるためだ。三養食品がラーメンブランド「メップ」と乾めんブランド「テングル」などを投入してポートフォリオ多角化を展開した理由でもある。三養食品のキム・ドンチャン代表は10日の懇談会で「新製品発売に加え既存の三養ラーメンブランドのリフレッシュ計画を推進中。こうした変化は下半期から表面化するだろう」と話した。
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