米食品スーパーチェーン「トレーダー・ジョーズ」で販売される２．９９ドル（約４３８円）の「キャンバスミニトートバック」が品切れとなり、ネット上で販売価格が２００倍も暴騰したとＣＮＮが１０日（現地時間）、報じた。

これによると、最近、ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）のようなソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）を中心に、トレーダー・ジョーズのミニトートバックのブームが巻き起こっている。青、赤、緑、黄色など４つのこの小さなトートバッグを買うために陳列台でもみあう様子の映像がティックトックで１１００万回以上再生された。

これを受け、一部の売り場は一人が一度に買える量を制限したと知られたが、依然として全国各地の売り場には多くの顧客が集まってトートバッグを買い占めているという。


一部のイーベイやフェイスブックのマーケットプレイスなど電子商取引プラットフォームでは、ミニトートバックを転売する人も登場した。すでにイーベイでは数百個のミニトートバックが販売されており、少なくとも５ドルから多くは４個入りの１セットで５００ドルまで急騰したとＣＮＮは伝えた。

ニュージャージー地域のトレーダー・ジョーズの職員は、「ミニトートバックのブームが約２週間前から始まった」と話した。また「顧客はミニトートバッグが大好きだ」として「特に、復活祭（イースター）が近づく中でミニトートバッグが子どもたちにとって立派なカバンになっている」と話した。

一方、ＣＮＮは、このようなブームが昨年１２月、スタンレー・タンブラーのブームを思い浮かばせると伝えた。当時、バレンタインデーを控えて限定版スタンレーのタンブラーを買うために売り場の外に長蛇の列を作っていた人々が映ったティックトックの映像が話題になった。