北朝鮮が対南機関である祖国平和統一委員会と民族経済協力局、金剛山（クムガンサン）国際観光局を廃止した。

北朝鮮は１５日、平壌（ピョンヤン）の万寿台議事堂で国会に当たる最高人民会議第１４期第１０回会議を開きこのように決めたと朝鮮中央通信が１６日に報道した。

会議は南北対話と交渉、協力に向け存在したこれらの機関を廃止することにしたとし、「内閣と該当機関はこの決定を執行するための実務的対策を立てるだろう」と明らかにした。


会議は「およそ８０年という長い歳月、一つの民族、一つの国家、二つの体制に基づいたわれわれの祖国統一路線と克明に相反する『吸収統一』『体制統一』を国策と定めた大韓民国の連中とは、いつになっても統一が実現しない」とした。

この日の会議では昨年の予算決算と今年の予算編成も案件として討議された。

金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長も会議に参加し施政演説をした。