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新型コロナ最悪のバージョン「ケンタウルス」韓国で3人目の感染者…「翌月優勢株になるかも」

ⓒ 中央日報日本語版

新型コロナウイルス

別称「ケンタウルス」と言われる変異株(BA.2.75)は感染力と免疫回避力が現在韓国の再流行を率いているBA.5よりさらに優れていると伝えられている。韓国内で公式集計された感染者は3人だけだ。だが、専門家はBA.2.75が静かに襲撃していると憂慮を示す。

注目すべき点は3人目の感染者も一人目のBA.2.75感染者と同様に国内感染事例ということだ。BA.2.75変異は海外で流行が真っ最中であるだけに他国で感染してから帰国した他の感染者と接触した可能性が大きい。管轄地方自治体でウイルスを拡大させた「感染源」は別のところにあるということだ。

専門家は再流行局面で当局が発表する感染者の少なくとも2~3倍に達する実際の感染者がいるとみられる。オミクロン株の対応体系転換以降、町内病院・医院から受ける専門家用迅速抗原検査(RAT)が基本となり判定速度は速まった反面、正確性はむしろ落ちたせいだ。


BA.2.75がさらに取り沙汰される理由はBA.5の特性を凌駕する可能性があるとされるためだ。BA.2.75は体内により有効に浸透できるスパイク遺伝子変異が「ステルスオミクロン株」より8個多い36個に達する。感染力と免疫回避能力がBA.5よりさらに強いと伝えられている。実際に、BA.5とBA.2.75が全部流行したインドで後者のシェアは先月20日7.9%から1週間で51.35%に急増した。

専門家はBA.2.75が首都圏を中心に先に拡大するものと見通す。一種の同心円のように徐々に非首都圏地域に広がり、最後にはBA.5を押し出して優勢株になるという見通しだ。早ければ来月中旬~末ごろまでBA.5が拡大傾向を主導し、BA.2.75がバトンを受けて優勢株になり得ると専門家は予想している。梨大木洞(イデ・モクドン)病院呼吸器内科のチョン・ウンミ教授は「海外からある変異が流行すれば国内にもほぼ入っている確率が高い」として「ただ、政府が無作為で検出するので(絶対規模が)少ないように見えるが、今後BA.5流行が落ち着き始めれば『ケンタウルス』変異株が優勢するだろう」と話した。



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