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原因不明の「子どもの急性肝炎」…韓国でも初の疑い例

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
原因不明の「子どもの急性肝炎」の疑い例が韓国国内でも初めて確認された。風邪などを引き起こす「アデノウイルス」が有力な原因とされるが、まだ正確な原因が明らかになっていない。16歳以下の小児・青少年に現れる原因不明の急性肝炎は先月初め、英国で初めて報告された後、1カ月間20カ国で230件以上発生した。この中で8人は命を失った。

韓国でこの急性肝炎の初めての疑い例が申告されたのは1日だ。10歳未満の子どもで、腹痛、嘔吐、発熱症状があり病院を訪れた。中央防疫対策本部のイ・サンウォン(中央防疫対策本部)疫学調査分析団長は10日、記者会見で「該当小児感染者はPCR検査でアデノウイルスおよび新型コロナウイルスが同時に検出された」と明らかにした。

子どもの急性肝炎は海外で早急に広がっている。米国では6日まで子どもの急性肝炎9件と類似例100件が報告された。患者の90%以上が入院し、14%は肝移植を受けた。また、感染後5人が死亡した。インドネシア3人まで含めば、10日基準が急性肝炎で亡くなった子どもは8人だ。


子どもの急性肝炎の正確な原因は明らかになっていない。専門家はアデノウイルスを疑う。今回の急性肝炎に感染した全世界児童患者の中で最低30%以上(最低74人)からアデノウイルスが検出された。新型コロナとの関係性も議論される。最低20人の急性肝炎患者から新型コロナウイルスが検出された。

延世(ヨンセ)セブランス病院のコ・ホン小児消火器栄養学科教授は「一般的に元気な子どもたちがアデノウイルスの単独感染で急性肝不全や死亡には至らないというのが定説」とし「新型コロナなどによる一時的な免疫低下状態でアデノウイルスに重複感染すれば症状を悪化させる可能性がある」と話した。



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